サバティカル休暇(さばてぃかるきゅうか)

このサバティカル休暇という言葉は、海外では以前から普通に使われていますが、ようやく日本でも聞くようになりました。

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サバティカル休暇の意味とは

サバティカル休暇とは、その職場への勤続年数によって与えられる特別休暇のことです。このように説明すると、いわゆる有給休暇がそのままこれに該当しますが、原則的に、それとは別の特別な長期休暇のことをこのように呼びます。
しかし、その区別が曖昧な部分が多分にあり、有給休暇として加算される場合も、このサバティカル休暇と呼ぶことがあります。また、サバティカル休暇として与えられた期間中の有給・無給についてもバラバラです。日本では、まだこの休暇制度に法的な決まりがある訳ではなく、あくまで一部の企業や機関が従業者の為に率先して取り入れている段階です。よって、このような点はいた仕方のない部分だと言えるでしょう。
海外では、最長で1年間もこのサバティカル休暇が取得できることもあり、日本では一部の大学院などの研究機関で同様に、長期のサバティカル休暇が取得できる場合がありますが、まだまだ海外には追い付いていないのが実情です。

サバティカル休暇の由来

サバティカル休暇という言葉は、聖書に登場する「sabbaticus」(サバティカス)という言葉が由来です。これは、”安息日”を指す言葉で、「sabbatical」(サバティカル)と形容詞にした形で、まるで安息日のように、何もしなくてもいい(してはならない)期間という意味で、対象の休暇に対して使われるようになりました。

サバティカル休暇の文章・例文

例文1.あの人を最近見ないと思ったら、サバティカル休暇中らしい
例文2.うちの会社でもサバティカル休暇制度を取り入れて欲しいものだ
例文3.勤続5年くらいでは、またサバティカル休暇はもらえないよ
例文4.サバティカル休暇を取得したいが、2ヶ月は欲張り過ぎかな?
例文5.サバティカル休暇は休めるのはいいけど、その間が無給になるからなぁ…
日本でのサバティカル休暇に対する決まりは一定ではないので、取得する場合には、その期間やその間の給与の支払いの有無について、きちんと確認しておく必要があります。

サバティカル休暇の類義語

サバティカル休暇は、日本では「リフレッシュ休暇」と呼ばれることも多いです。呼び方が違うだけで、サバティカル休暇と同様に、特別な休暇のことを表現する言葉です。
ただ、こちらのリフレッシュ休暇の方は、それほど長い期間ではない場合にも使われることがあり、一例として、その人の誕生日休暇(その1日だけ)などが挙げられます。

サバティカル休暇まとめ

現在の日本の実情から鑑みるに、まだまだこのサバティカル休暇が導入されている企業や組織は少数だと言わざるを得ません。欧米では各企業や組織に、従業者にこれを与えることを義務付けている国もあります。日本で普通にこのサバティカル休暇という言葉を聞くようになる日は、もう少し先のことなのかも知れません。

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