イキリト(いきりと)

「イキリト」とは「SNSなどで可愛い彼女がいる、喧嘩が強いといった明らかに嘘っぽい自慢をするオタクを揶揄するネットスラング」です。現実世界は難しくてもSNSでは見ず知らずの相手に何も気にせず強がれるので、本当は彼女がいなくてもさも存在するように呟けてしまいます。いくらでもモテるや喧嘩が強いと言えてしまうので、Twitterでアニメアイコンにしているアニメ好きを自称するオタクの方々でも「こう見えてモテる」と架空の設定を主張できてしまいます。

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イキリトの意味とは

「イキリト」の意味は以下の通りとなります。
 (1)関西弁の粋がっているの「イキる」、ライトノベル「ソードアート・オンライン」の主人公キリトを合わせたネットスラングで、イキっている奴やイキっているオタクを揶揄する言葉。
 (2)喧嘩が強いや彼女が可愛いと妄想めいた事を自然と口にしたり、SNSや掲示板などネット上でイキるオタクを蔑む表現。
「イキリト」は関西弁の「イキる」や「イキがる」と、ライトノベル「ソードアート・オンライン」の主人公・キリトを合わせた造語めいたネットスラングです。「イキる」「イキがる」は「粋がる」「調子に乗る」「生意気」といった意味合いで、「キリト」は「ソードアート・オンライン」の主人公であるゲーム好きの少年(14歳)の名前になり、この二つを合わせてオタクやオタクっぽいのに粋がる人を「イキリト」と呼びます。要するに単にイキがる不良や若者は「イキっている」「イキる」となりますが、そのオタクバージョンが「イキリト」です。特徴としては、現実世界やSNSなどでモテるアピールをする際にアニメキャラを出したり、突拍子もない喧嘩自慢をするなどです。例として、「○○みたいな子(アニメの女性キャラ)から告白されたわ」「俺が○○(アニメで喧嘩が強いキャラ)並みに強いって知らねーで喧嘩を売るから、軽く倒したよ」と言った風に、外見はオタクなのに妙に自信満々で明らかな嘘を平然と吐く粋がり振りから「イキリト」と呼ばれてしまいます。所謂、典型的な厨二病的な「イキリト」ですが、今では本当のオタクが使うだけでなくオタクを装ったネタとして使ったり、「イキリト風」なTwitterや書き込みとするテンプレートも存在するので、最早オタクが本当に粋がっているのか周囲が楽しんでそんな内容を書き込んでいるのか分からなくなっています。

イキリトの由来

「イキリト」の由来として、2017年5月17日にTwitterへ投稿された喧嘩自慢や彼女自慢のつぶやきが始まりとされます。その本文は「俺オタクだけど昔はDQNとやりあってたし、彼女も普通にいるからw 他の女から何人も言い寄られて正直困るw」といったもので、これが明らかにオタク臭いとしてこのような話題を口にしたり書き込む人を「イキリト」と呼ばれるようになります。

イキリトの文章・例文

例文1.最近の兄はまるでイキリトで、家族との団欒中に妙に学校生活の充実ぶりをアピールするので笑える。
例文2.秋葉原にイキリトを見学に行ったが、最近はオタクの姿が少なくなっていて時代の流れを感じた。
例文3.息子の寝顔を見つめながら、このまま成長したら俺みたいなイキリトとして学生時代を過ごすのかと思うと一気に不安が押し寄せた。
例文4.信号待ちをしていた痛車が前の車の発進が遅いとクラクションを鳴らしまくり、どんな奴が運転しているのか興味本位で覗いたら完全なるイキリトで、殺し屋のようなグローブを手に嵌めて青筋を立てたその姿は異様だった。
例文5.友人とイキリトを装ってネタをTwitterに投稿するのが最近の趣味になっている。
「イキリト」についての例文となります。

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イキリトの会話例

  • 質問者アイコン

    高校時代は彼女が居たのかって? 決まっているじゃん。アスナに良く似た子だったよ。今でも思い出すわー。

  • 回答者アイコン

    はいはい。まるでイキリトね!

  • 質問者アイコン

    おいおい、違うって本当にいたよ。え、写真を見せろって! 全部処分したよ。過去は振り返らないンだわ。

  • 回答者アイコン

    そんな綺麗な彼女の写真が1枚もないって変でしょう。

職場の同僚男女の会話です。オタクっぽい男性社員は高校時代モテたと言いますが、同僚女性はまったく信じていません。

イキリトの類義語

「イキリト」の類義語には、「ネットヤンキー」「イキリオタク」「イキリ野郎」「ネット弁慶」「ネット番長」などの言葉が挙げられます。

イキリトまとめ

「イキリト」はイキがるとソードアート・オンラインという小説の主人公である少年「キリト」から「イキがるオタク」という意味で、彼女が可愛いや喧嘩強さの自慢をするオタクを揶揄するネットスラングです。特にSNSやネット掲示板でそのようなイキがるオタクに対して用いられる表現ですが、今ではネタとしてオタク風を装ったりするのでどれが本当にオタクなのか、正直なところ判別が難しくなっています。そんなネタも含めて無理に格好をつけたりマウント取りがちなオタクな人を「イキリト」と言います。

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