DDS

DDSとは金融経済用語で、主に経営難に陥った中小企業の再生の切り札として活用されています。再建の見込みがある企業に対して金融機関等が行う金融支援のひとつとも言えますが、利用にあたっては注意も必要です。では実際にどのような場面で使われるのか、見ていきましょう。

DDSの意味とは

債務超過などに陥った中小企業などが、事業再生を図るために用いる手法です。通常の負債を返済順位の低い無担保の負債(劣後ローン)に転換することにより、一定期間返済を先送りにし、この間に資金繰りを改善します。これを実行するには、金融機関など債権者の同意が必要です。同意後は金融機関や関係各所との調整の中で過剰債務状態を解消して財務面の再構築を行って、財務状況の根本的な立て直しをしていきます。実質的に返済を後回しに出来る(元本の返済猶予)事で資金に余裕が出来て資金繰りが改善します。

DDSの由来

DDSとは英語の「Debt Dept Swap」からきています。デットは負債、スワップは交換という意味で、負債を別の負債、つまり劣後ローンに交換するという意味の用語です。

DDSの文章・例文

例文1.DDSによって信用力が改善された
例文2.事業を建て直すにはDDSが有効である
例文3.DDSを利用するには、十分な見通しが必要だ
例文4.DDSを躊躇する金融機関は少なくない
例文5.DDSによる債務は資本とみなされることがある
問題の先延ばしにもなり得るDDS。利用するには十分な事業計画が必要と言えるでしょう。また導入するには金融機関の協力も不可欠で金融機関からして将来性や現状の借入額の大きさなどが判断の基準になるようです。

DDSの類義語

似たような言葉として、DES(Debt Equity Swap)があります。エクイティとは株式という意味で、「債務を株式に交換する」ことによってDDSと同じように企業の再生の手段として用いられています。返済する必要がなくなるという点でDDSと相違していますが、株式を保有する形になるために一般的には大企業に適応されることが多いのが特徴です。

DDSまとめ

経営困難に苦しむ中小企業の救済措置として活用されているDDS。最終的には返済義務を要するものではありますが、企業にとっては一時的な債務超過状態の解消により事業の建て直しが図れるという点でメリットがあります。
しかし、事業の建て直しが失敗に終わると債務者・債権者共にデメリットが生じてしまうために、DDSの導入には十分な事業計画に沿った見通しが必要と言えるでしょう。

関連記事

この記事を読んでいる人に人気の記事