雀角鼠牙でバラバラになる夫婦

雀角鼠牙(じゃっかくそが)

難しい言葉は数多くありますが、その中でも異彩を放つのが「雀角鼠牙」ではないでしょうか。まず、言葉から意味を理解するのも難しいですし、日常生活で知る機会も少ないものです。それだけに知っていれば博識だと思われるので、話のネタとして覚えて損はありません。それでは解説を始めさせて頂きます。

雀角鼠牙の意味とは

「雀角鼠牙」の意味は以下の通りとなります。
(1)「雀角」は雀の口ばし、「鼠牙」は鼠の牙なので、雀や鼠が家の壁や柱を齧り傷付けるとなります。そこから、同様に”訴訟”や”裁判”も面倒事であり悲惨な結果も招くので、その結果、家族の関係性を壊してしまいます。
(2)裁判や訴訟。
(3)反対にした「鼠牙雀角」も同義。
要するに、裁判や訴訟に対する喩えや別称・異称が「雀角鼠牙」です。この四字熟語だけで訴訟とするのは少々無理がありますが、由来となる漢文の前後を読み解けば納得できるのでしょう。雀や鼠が家に棲みつき、柱などを齧るようになると最悪で倒壊する事もあります。そこから、トラブルを起こし訴訟沙汰になると、家庭崩壊の可能性があると結び付けたのです。できるだけ訴訟などがない平穏無事な人生が良いという教訓にも深読みできます。因みに、諺「雀角鼠牙の争い」では、「雀に角があるか、鼠に牙があるか論争する」となり、そこから「訴訟をする」という意味になります。

雀角鼠牙の由来

「雀角鼠牙」は、中国最古の詩篇「詩経」の召南・行露に記された漢文が由来となります。

雀角鼠牙の文章・例文

例文1.隣の家は、遺産を巡って兄弟同士で争いが起こり遂には裁判沙汰となり、近所からは雀角鼠牙と陰口を叩かれている。
例文2.御近所トラブルも度が過ぎると雀角鼠牙になるので、気を付けねばならない。
例文3.大物芸能人も信頼していた弟子にパワハラと雀角鼠牙を起こされる世の中だ。
例文4.アメリカは訴訟大国と呼ばれているので、日本における雀角鼠牙な考えは通用しないものだ。
例文5.最近における世界的な最も大きな雀角鼠牙と呼べるのは、トランプ大統領への弾劾訴追ではないか。

「雀角鼠牙」は裁判や訴訟という意味なので、その様に解釈した例文パターンです。

雀角鼠牙の会話例

  • 質問者アイコン

    令和元年で印象に残っている事はありますか?

  • 回答者アイコン

    数々の芸能人の薬物トラブルかな。逮捕、警察署からの釈放、裁判という一連の流れはどうしても気になるよね。

  • 質問者アイコン

    芸能人が行くクラブだからクスリがあるのか。それともクスリがあるから芸能人が行くのか。それも含めて雀角鼠牙という言葉が相応しいね。

  • 回答者アイコン

    あれ、雀角鼠牙って訴訟っていう意味じゃないの? あっそうか。家が鼠でダメになるように、クラブもクスリでダメになる。芸能人もクスリでダメになると掛けているのね。

芸能人の薬物事件や一連の訴訟を「雀角鼠牙」とした会話です。

雀角鼠牙の類義語

「雀角鼠牙」の類義語には、「城狐社鼠」「鼠窃狗盗」「鼠牙雀角」などの言葉が挙げられます。

雀角鼠牙まとめ

「雀角鼠牙」とは、雀や鼠が家を齧り壊す事から、裁判や訴訟が起こると家庭を壊す事になるという喩えや教訓となります。中国発祥の四字熟語で、特に鼠を使ったものは多いので注意して覚える必要があります。

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