社畜として操られる

社畜(しゃちく)

日本の労働市場においては長時間労働やブラック企業等が問題になっていますが、それらの話題の中でしばしば「社畜」という言葉を耳にすることがあります。特に20代や30代の比較的若い世代の人々の間でこの言葉が用いられることが多いようです。ここでは「社畜」について説明いたします。

社畜の意味とは

社畜とは、会社と家畜を組み合わせた造語で、自分の意思を持たず、まるで飼いならされた家畜のように会社の言いなりになって働く会社員を指す言葉です。そのため、良い意味で使われることはありません。何のために働くのか、将来何かの役に立つのかを考えようとせず目の前にある仕事をひたすらこなす、差し出された餌を疑問を持たず食べる様子が家畜そのものであることから、社畜という言葉が使われています。

社畜の由来

社畜という言葉を生み出したのは小説家の安土敏(あづち さとし)、広めたのは評論家の佐高信(さたか まこと)と言われていますが、はっきりとは分かっていません。若い世代の人々の間ではインターネット上の掲示板やコメント等で初めて見たという人が多いかもしれません。

社畜の文章・例文

例文1.一生懸命働くけれど、社畜にはなりたくないなあ…
例文2.あの人は社畜だから、会社の言うことは何でも聞くよ
例文3.給料は上がらないのに必死に働く、まさに社畜だ
例文4.上司から良いように使われて、彼はすっかり社畜になってしまった
例文5.社畜とは言え給料はそれなりに貰っているので不満はない
他人だけではなく、自分自身に対しても社畜であると自虐的に使うケースもあります。社畜の明確な定義はないため、話の流れによって社畜という言葉がどのような人を指すのかが多少変わることがあります。

社畜の類義語

社畜は造語なので正式な類義語はありませんが、「会社人間」や「会社漬け」が似たような意味を持ちます。しかし、社畜はそれらよりももっとネガティブな意味を含んでいます。英語では似たような意味で「wage slave(賃金奴隷)」という言葉があります。
またそういった社畜を生み出してしまうものとして「ブラック企業」も挙げられます。

社畜まとめ

ブラック企業や低賃金で労働させる企業など、雇用者側から社畜にされることもありますが、自分の意見を持たない、衝突を生みたくない、言われることだけやっていればいい、必要最低限の賃金を貰えればいい、と言った消極的な考えを持つ労働者が知らず知らずのうちに社畜になっている可能性もあります。

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