登竜門

新聞、雑誌などでたまに目にする登竜門という言葉ですが、どのような意味を持っていて、どのような場面で使っているのでしょうか。ここでは使い方や意味とともに、例文や類義語についても解説します。

登竜門の意味とは

竜門を登ると書いて登竜門(とうりゅうもん)と読みます。竜門は黄河中流にある、簡単には登り切ることができない急流のことです。黄河を登ろうとする鯉も、多くはこの急流で遮られてそこから上流にはいけませんでした。それでも、やがてその中から急流を登りきった鯉が出てくるのです。そして、難しい急流を登り切って上流にたどり着くことができた鯉は、竜になったと言われています。転じて、これから自分が進もうとする道に立ちはだかる難関の意味として使われ、ここを乗り切れば道が開け、さらに前に進むことができるのです。

登竜門の由来

竜門は夏朝の皇帝・禹が黄河の治水工事の際に、竜門山を切り開いてできた黄河の中流にある急流のことです。登竜門と言う言葉は、中国の後漢について記された後漢書に登場することわざです。当時の実力者李膺に認められた若い役人は、出世が約束されたも同然でした。そのため、李膺に認められた者を、竜門を登って竜になった鯉になぞらえて、竜門を登ったと表現したとあります。

登竜門の文章・例文

例文1.どの道に進んでも登竜門を越えなければ成功しない
例文2.芥川賞は小説家の登竜門だ
例文3.登竜門を避けるようでは成功は望めない
例文4.登竜門を越えただけでは成功とは言えない
例文5.登竜門を越えても手を抜いてはいけない
登竜門は越えなければいけない取りあえずの目標ですが、最終目標ではないようです。努力をして登竜門を越えたとしても、そこで手を抜いてしまっては、又、下流に押し流されてしまいます。さらに上流を目指す努力をしてこそ、目標を叶えることができるのです。

登竜門の類義語

越えれば道が開けると言う意味から、入学試験や入社試験、試練などが類義語になります。広義では新人戦や新人賞も登竜門の一つです。同じことわざに鯉の滝登りがあります。

登竜門まとめ

登竜門は、小説の芥川賞や、プロスポーツにおける新人賞などでよく耳にする言葉です。普段はそれほど使われる言葉ではありませんが、小説家やプロスポーツ選手でなくても、それぞれの世界で、自分が進むべき道にある難関は登竜門と言うことができそうです。進むべき道に立ちふさがる急流がいかに流れがきつくても、先ずは、自分にとっての登竜門を越えるところから始めれば、道は開けますね。

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