生誕(せいたん)

「生誕」とは「人が生まれる事で、近年はネットスラング的にアイドルファンやオタクが誕生を祝う言葉」です。ファンが推しアイドルの誕生日を祝うのは「生誕」や「生誕祭」とされ、その日はSNSなどでお祝いメッセージが後を絶ちません。そんな様子から「生誕」はアイドルファンやオタクなどの若者が好んで使う傾向があり、「誕生」や「誕生日」はどちらかというと子供や中高年以上という感があります。それでは「生誕」について詳しく解説をさせて頂きます。

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生誕の意味とは

「生誕」の意味は以下の通りとなります。
 (1)人が生まれる事。誕生。
 (2)故人が誕生した事を祝う行事などで使う言葉。
 (3)ネットスラングやオタク用語としてファンがお気に入りアイドルや声優などの誕生を祝う事。
「生誕」は単純に人が生まれる事であり、また既に亡くなっている偉人の「誕生」を祝ったり、ファンやオタクがアイドルや声優などの誕生日を特別な日として祝う際に特に使われる傾向があります。しかし、最近は偉人の「誕生日」を祝う際に「誕生祭」となるケースも多いので、実際のところは亡くなっている際に使うのは「生誕」と「誕生」のどちらでも可能であり、認めてしまっています。本来はあまり相応しい使い方ではないが、容認しているといった感があります。また、「誕生」や「誕生日」は人は当然ながら動物や建物に商品など実にバラエティ豊かに使われるのに対し、「生誕」は人間やアニメキャラなどに限定されて使用されます。よって、特別感は「生誕」の方が勝っているので、アイドル・声優や有名人(アニメキャラ含む)の誕生日を祝うのは「生誕」や「生誕祭」とするケースが圧倒的に多いです。若者達と限定をすれば「生誕」並びに「生誕祭」を使う方が好まれ、ここには時代や世代間のギャップも感じられますが、「誕生日」や「誕生祝い」「誕生パーティー」は親がしてくれた幼少期のイベント感があるのに対し、「生誕祭」は自分達が作り上げたや同じ思いの者が集うという感もあるようです。そして明確な定義はないので、ネットスラング的なもので「生誕」がウケているのも否めません。

生誕の由来

「生誕」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治時代の思想家・福沢諭吉の著書「文明論之概略」(1875年)などに文言が記されています。

生誕の文章・例文

例文1.秋葉原に行ったらやけにアニメファンが目立つので、今日は声優か誰かの生誕祭かと思ったら、友人曰くいつも通りだそうだ。
例文2.推しアイドルの生誕祭が来週に迫り、久しぶりに風呂に入って身なりを整える事にした。
例文3.人気キャバ嬢の生誕パーティーの当日は、何とか同伴出勤を計画していたが、既に先客がいると教えてもらいショックを受けた。
例文4.今年で自分が生まれて早生誕40年だが、長い人生を振り返ると一度も何も良い事がなかったと気付き、次第に目頭には涙が溢れてきた。
例文5.アイドルや声優の生誕祭を欠かさずに何年間も祝ってきたが、冷静になると自分の誕生日は誰からも祝ってもらえず、それどころか彼女達はファンを無視して彼氏が発覚したり結婚をするのだから、こんな不都合があっていいのかと憤りを覚えた。
オタク的な視点から「生誕」を使った例文となります。

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生誕の会話例

  • 質問者アイコン

    明日って何の日か覚えてる?

  • 回答者アイコン

    明日? 明日は何の日…、んーごめん、分からないや。

  • 質問者アイコン

    俺の誕生日だよ。生誕した日。ショックだわー。

  • 回答者アイコン

    ごめんって。そんなに怒らないでよ。じゃあ二人で生誕祭を開催しよう。

彼氏の誕生日を覚えていない彼女という内容です。

生誕の類義語

「生誕」の類義語には、「誕生」「出生」「産声を上げる」「出産」「結成」「発生」などの言葉が挙げられます。

生誕の対義語

「生誕」の対義語には、「死亡」「死去」「死没」「永眠」「他界」「逝去」などの言葉が挙げられます。

生誕まとめ

「生誕」は人が生まれる事であり「誕生」の事です。しかし、「生誕」と「誕生」には微妙な違いがあり、
 ・生誕…人が生まれる事で若者がアイドルの誕生日などで好んで使うネットスラングな側面がある
 ・誕生…人の生まれだけでなく動物や物事でも使われるが、最近の若者はあまり好まない表現
となるので、身も蓋も無い言い方なら「生誕」はより今っぽく、「誕生」は昔の表現というニュアンスも感じられます。それ以外でも、偉人など既に亡くなった人は「生誕」で生きている人は「誕生」とするケースもありますが、最近はこの辺りは曖昧で両方が使われています。

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