無為無策(むいむさく)

「無為無策」とは「何も対策しないで手をこまねいている事」です。コロナ禍の社会となり感染拡大を少しでも抑え患者を減らすのが行政の役目ですが、日本は国民にお願いを繰り返すだけで具体的な策を打てないのが度々批判をされ、そこでよく使われるのが「無為無策」です。浅はかな計画であったり消極的、責任を取らないなどのニュアンスも含んで使われ、批判を強調するのに効果的な言葉となっています。そんな「無為無策」の解説をさせて頂きます。

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無為無策の意味とは

「無為無策」の意味は以下の通りとなります。
(1)何の策もなく手をこまねいている状態。
(2)方策や対策を立てずに自然任せで放置しているお手上げ状態。
(3)発生した事態に対して効果的な方法が取れず、問題を先送りにして静観で終わりにする事。
”無為”は「自然に任せて作為しない」「変わりなく平穏」「平穏無事」「何もしない」、”無策”は「謀や対策がない」「方策や対策を持っていない」「計画がない」で、自然任せで一切何もしないのが「無為無策」です。”無為”だけに関するとそこまで悪い言葉ではなく、自然や運任せであったり平穏無事を第一とするある種の理想のような生き方でもありますが、それが”無策”と合わせて特に政治などで批判的に用いると言葉の重みを発揮します。首相や大臣に知事はリーダーシップを発揮しなければならず、そこで消極的になったり或いは思い付きで利己的に行動をするのは国政や地方政治を混乱に陥れるだけなのです。今回の「無為無策」は端的に言えば「何もしないで放置」となるのですが、実際に用いる際には、権力者側が打った策を”無策”と扱って「無為無策と批判する」のがよくある形です。このように政治に関して用いるのが一般的ですが、他にも仕事や自分自身に対してなど意外と使い道が多い言葉でもあります。

無為無策の由来

「無為無策」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては昭和初期の労働運動家・神野信一の著書「神野信一講演集」(1932年)などに文言が記されています。

無為無策の文章・例文

例文1.政府のコロナ対策は国民にお願いをするだけで情けないぐらいに無能で、無為無策と批判されても仕方がない。
例文2.数年間ニートで引き籠っていたら、堪忍袋の緒が切れた父親から「お前はこのまま無為無策でダラダラ過ごすのか」とキレられ、思わず「その通りですが何か?」と答えて余計に怒りを倍増させてしまった。
例文3.サッカー日本代表の監督は選手交代のタイミングが素人から見てもどうも遅く常に後手後手で、ネット上では無為無策ではないのかと常に議論を呼んでいる。
例文4.いきなり会社が倒産をして路頭に迷う事になって、気が付いたらろくに貯金もなく再就職に有利な資格もなく、これまで無為無策でダラダラと生きてきたのだと痛感したがもう遅すぎる。
例文5.将棋の名人などが政権運営に携われば、その先見の明から無為無策と批判される問題も解消されるのではと期待をしてしまう。
政権批判とそれ以外でも「無為無策」を使った例文です。

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無為無策の会話例

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    日本ヤバイ、攻められているねー。

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    本当。誰よメダル確実や歴代最強って煽ったのは!

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    それはマスコミだね。でも、サッカーの試合はハラハラしたりイライラして体に悪いなー。

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    でも5人も選手交代出来るのに、ちょっとベンチが動くの遅すぎない? お気に入りの選手は交代が遅いし…、あーもう私には監督が無為無策で試合を運任せにしているようにしか見えないわ。

五輪のサッカー試合をテレビ観戦している男女の会話です。

無為無策の類義語

「無為無策」の類義語には、「無計画」「御都合主義」「無責任」「言い逃れ」「無能無策」「拱手傍観」などの言葉が挙げられます。

無為無策の対義語

「無為無策」の対義語には、「局面打開」「剛毅果断」「用意周到」「計画的」などの言葉が挙げられます。

無為無策まとめ

「無為無策」は問題が起こった時に何もしないで手をこまねいている事です。具体的な方策や対策がなく運任せで時間が流れるのを待っているだけなので、政治批判でよく使われます。特に日本の場合は余計な事をして失敗をすると重い責任を取らされるので、それなら何もしないで言い逃れをする方が結果的には処分されず昇進するので、そのような背景から「無為無策」が横行しやすい社会構造となっています。

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