河童

河童の川流れ(かっぱのかわながれ)

「河童の川流れ」は、”日本昔話”に出てきそうなフレーズですが、れっきとした故事・諺となります。どんな人でも失敗をするという意味があり、何かと使い勝手が良い言葉になっています。では、「河童の川流れ」の解説となります。

河童の川流れの意味とは

「河童の川流れ」の意味は以下の通りとなります。
 (1)泳ぎの達人・河童でも川に流される事から、名人でも失敗する事がある。
 (2)名人や達人でも失敗する可能性があるという例えであり、諺。
 (3)油断をするとどんな名人でも失敗をする。注意を怠らない教訓。
「河童の川流れ」は上記の意味で、一つは普通に言葉通り、どんな名人達人でも気を抜くと失敗をする事があるとなります。もう一つは、教訓や戒めとして、だから注意を怠らないで気を付けるべきという、呼びかけや喚起といった面もあります。また正確には、泳ぎの名人とされる河童でも、川で泳ぐ際に油断すると、”逆に流される”とする解釈が”川流れ”には含まれています。

河童の川流れの由来

「河童の川流れ」の由来は、残念ながら判明されておりません。諺の意味としての解説は多数ありますが、いつ誰がどのようにして広まったのか、まだまだ謎のままとなっています。全国各地には河童伝説や歴史、関係する言葉が多数残されていて、その何かが発祥とは推測できますが決め手に欠きます。一方、江戸時代の文献とされる滑稽本「浮世名所図会」には、「〜河太郎(河童)の川ながれおほしといふ」という一文が含まれています。

河童の川流れの文章・例文

例文1.河童の川流れじゃないけど、気を抜かずにテスト頑張れ、と母親が通学前に声をかけてきた。
例文2.河童の川流れと似た意味を持つ諺が、「孔子の倒れ」である。
例文3.あのボクシングの絶対チャンピオンが、まさかの1ラウンドKO負け。これこそ、河童の川流れではないでしょうか!とアナウンサーが発言した。
例文4.将棋の名人が、油断したのか小学生に負けてしまった。世間は河童の川流れだと大騒動だが、真相は名人がワザと負けたようだ。
例文5.河童の川流れ程ではないが、離婚を切り出した妻が、私が仕事に行っている間に家財道具や貯金通帳などを持って出て行ってしまった。長年夫婦円満だったのに、油断は出来ないと思い知らされた。

「河童の川流れ」を使った、よくある例文パターンとなります。

河童の川流れの会話例

  • 質問者アイコン

    今度の国政選挙はどっちが勝つかな?

  • 回答者アイコン

    普通にやれば、与党の圧勝でしょう。だから、河童の川流れじゃないけど、重鎮たちが新人や中堅議員に不注意や問題発言を控えるように躍起になっているよね。

  • 質問者アイコン

    じゃあ、与党が勝つでいいんだよね。

  • 回答者アイコン

    うーんでも、実際にはどっちが勝つか分からない。だから、こんな時では、河童の川流れを使うのは相応しくないかもしれないね。もっと、名人など圧勝が決まっている人が、油断して負けてしまった時の諺だから、選挙では使わないように、と自分で反省しています。

「河童の川流れ」を使った会話をしていて、途中で使用法が誤りだと気が付き、訂正する女性との会話内容です。

河童の川流れの類義語

「河童の川流れ」の類義語には、「弘法も筆の誤り」「猿も木から落ちる」などの言葉が挙げられます。

河童の川流れまとめ

「河童の川流れ」は、河童のような泳ぎの達人でも、時には失敗をするという意味を込めた諺です。どんなに自信があっても油断をしないよう注意喚起などの側面もあり、また、河童という親しみやすさ
も相まって、日常でも使いやすい言葉です。

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