江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)

「江戸の敵を長崎で討つ」とは「意外な場所や筋違いの方法で恨みを果たす事」です。本来は江戸の恨みは江戸で果たすべきですが、何かしらの理由があるのか、遠く離れた長崎で果たすのが「江戸の敵を長崎で討つ」です。この諺はかなり有名なので広く世間に認知されていますが、正確に微妙なニュアンスを理解している人は少ないと思います。そんな仕返しに関する諺「江戸の敵を長崎で討つ」についての解説となります。

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江戸の敵を長崎で討つの意味とは

「江戸の敵を長崎で討つ」の意味は以下の通りとなります。
(1)仕返しをするのが意外な場所や筋違いな事の喩え。
(2)直接繋がりがない相手や場所で、以前の恨みの仕返しを果たす事。
(3)江戸で受けた恨みを遠く離れた長崎で果たした事から、意外な場所で仕返しをしたり、まったく関係ない者で果たして気晴らしをする事。
”討つ”は「攻撃する」「征伐」「殺す」なので、そのまま訳すと「江戸の敵を長崎で倒す(殺す)」「江戸で受けた恨みを長崎で果たす」ですが、この諺は仕返しをするというニュアンスになります。江戸の敵ながら、遠く離れたまったく関係ない長崎という場所にして、そこから意外な場所や筋違いな方法で仕返しを果たしたのです。また、本来仕返しとは加害者にするものですが、直接関係ない者で果たした気晴らしともなっています。類似の言葉は、復讐・仕返し・報復・反撃・リベンジなどが挙げられ、穿った見方なら、相手が誰でもどんな場所や方法でも良いのでとにかく恨みさえ果たせて当人の気分さえスッキリすれば良いのが「江戸の敵を長崎で討つ」です。

江戸の敵を長崎で討つの由来

「江戸の敵を長崎で討つ」の由来は正確には判明していませんが、一説によると、大阪の見世物師が江戸で大成功したが、その後大阪に戻ると長崎の見世物師が大人気となっていた事から「江戸の敵を長崎が討つ」となり、転じて「江戸の敵を長崎で討つ」になりました。

江戸の敵を長崎で討つの文章・例文

例文1.友人にはいつも勉強やゲームでは負けるが大食いでは負けないので、自分としては江戸の敵を長崎で討つ気になっている。
例文2.江戸の敵を長崎で討つと言うが、だからいつも親父は仕事のイライラを家族にぶつけるのだと理解した。
例文3.株やFXでは損失を出してばかりだが、パチンコや競艇では負け知らずなので江戸の敵を長崎で討つ事に成功をしている。
例文4.クラスのいじめっ子だった憎きあいつの弟が入社してきたので、積年の恨みが噴出し江戸の敵を長崎で討つを実践したら、見事にパワハラで逆に訴えられ返り討ちに遭った。
例文5.江戸の敵を長崎で討つのは相当忍耐力があり、途中の名古屋や大阪までも我慢できないと友人が意味深な発言をした。
仕返し的な事で「江戸の敵を長崎で討つ」を使った例文となります。

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江戸の敵を長崎で討つの会話例

  • 質問者アイコン

    政治家って、どうして二世三世がこんなにも多いんだろうね?

  • 回答者アイコン

    それはお金が儲かって、権力欲や名誉欲も満たされるからじゃない。

  • 質問者アイコン

    でも国民から批判やバカにされる事も多い。それなのによくやるよね。

  • 回答者アイコン

    あれじゃない。父親が果たせなかった総理大臣になる夢を息子が叶える。ほら、江戸の敵を長崎で討つって言うじゃない。それで息子も政治家になるのよ。

親子で政治家になる二世や三世議員について男女が会話をしています。

江戸の敵を長崎で討つの類義語

「江戸の敵を長崎で討つ」の類義語には、「犬の糞で敵を討つ」「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」「江戸の仇を駿河で取る」などの言葉が挙げられます。

江戸の敵を長崎で討つの対義語

「江戸の敵を長崎で討つ」の対義語には、「一飯千金」「報恩謝徳」などの言葉が挙げられます。

江戸の敵を長崎で討つまとめ

「江戸の敵を長崎で討つ」は江戸で受けた恨みを遠く離れた長崎で果たす事で、意外な場所や方法であったり或いはまったく無関係の者を討って気張らすという事です。要するに復讐や反撃をするのに成功したのですが、それが同じ場所や同じ相手ではないのが特徴の諺です。

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