棒読み(ぼうよみ)

「棒読み」とは「文章やセリフを抑揚なく読み下す事」です。ある種の不貞腐れ、又は心ここにあらずといった状態で、気持ちが入っていないから何を言っても相手の心には響かないですし、逆に不快に感じるのです。役者の場合は本人は真剣なつもりでも、ただセリフを読んでいるだけでメリハリもなく怒りも喜びも一本調子で感情が欠如しているように思えてしまいます。ですから他の人から「棒読み」と言われるのは屈辱でありダメ出しされた事になります。そんな厳しい意見でもある「棒読み」の解説となります。

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棒読みの意味とは

「棒読み」の意味は以下の通りとなります。
(1)文章やセリフを抑揚つけずに一本調子で読み下す。
(2)ドラマや演劇などのセリフを感情や抑揚がまったく無くただ無機質に文字を読み上げる。
(3)漢文のレ点を無視して読む事から、転じて、文章を抑揚なく読み上げ感情が伝わらない事。
(4)「棒読」とも書き同義。
「棒読み」は上記のように感情がこもっていないような口調に対して使う言葉です。一般的には普通の人同士が日常生活で使うシーンはそんなにありませんが、あまりにも感情変化が乏しかったり覇気がないような返答をすると、その態度は悪いとして「棒読み」が使われます。しかし、それよりも政治家の態度や会見、そして役者などの演技を否定や侮辱する際に使う言葉となっています。例えば、「総理の会見が棒読みだった」となれば、それは秘書や官僚が書いている原稿をそのまま読んでいるだけで自分の言葉として語っておらず、国民に気概が伝わらないとなります。役者に対して「棒読み演技」は、それこそ演技が下手と烙印を押したもので屈辱以外の何者でもないです。ネットで素人が陰口とするならまだしも、身内の役者仲間や監督などから「棒読みするな」と叱りを受けたら、なかなか立ち直れないでしょう。だからなのかベテランには言わず、新人やアイドル系の演技にいちゃもんを付けるように「棒読み」とするケースが多いです。よって、大根役者と言うのとほぼ同義となります。「棒読み」は他にも、真剣味がない・やる気がないとったニュアンスも込められ、感情がないから無機質でただ読み上げているだけのようになります。

棒読みの由来

「棒読み」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代後期の談義本「滑稽本」の浮世床(1813年〜23年)などに文言が記されています。

棒読みの文章・例文

例文1.彼女は感情がこもっていないのか最近はまるで棒読みのような口調が多くなったが、案の定その後に別れ話を切り出された。
例文2.イケメン俳優ほど棒読みになるし、アーティストが役者になると大抵は棒読みになるが、それを絶賛する風変わりがファンがいる以上は安泰なようだ。
例文3.最近は総理の棒読み会見もなんだか貫禄があるように見えてくるが、個人的にはもっと感情や表情をなくして仕舞いには声優がアフレコすれば最高なんだがと思う。
例文4.我が家の猫は常に棒読みをしているような鳴き声をしては、主人である私をヤキモキさせてバカにしている。
例文5.冷え切っている妻との会話は数年前から棒読み状態だが、これでも離婚をしないのだから実は相性が良いのではと思えてくる。
俳優や政治家に一般人などで「棒読み」を使った例文です。

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棒読みの会話例

  • 質問者アイコン

    (スマホをいじりながら)明日の買物付き合う件ね。うーん、当日仕事がなかったら行けるけど、どうなるか分からないなー。保留でいい?

  • 回答者アイコン

    何か行きたくないように思えるんだけど…。

  • 質問者アイコン

    そんな事はないよ。行けたらいいと思うけど、仕事なら行けないし。うーん、やっぱり難しいのかな? 分からないけど。

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    さっきから棒読みのような言い方だよ。もういい、明日は一人で行くから。

恋人同士が明日の買い物について会話をしています。彼氏の方が乗り気ではなく彼女の気分を害します。

棒読みの類義語

「棒読み」の類義語には、「メリハリがない」「単調」「一本調子」「心許無い」「大根役者」などの言葉が挙げられます。

棒読みの対義語

「棒読み」の対義語には、「抑揚」「メリハリがある」「芝居上手」「演技派」などの言葉が挙げられます。

棒読みまとめ

「棒読み」は感情がこもっていないように文章を抑揚なく読み下す事で、演技が下手な役者に対して代名詞のように使います。また総理や国会議員が原稿をそのまま読む姿を揶揄したりと、真剣ではないや感情変化が乏しい際に用いられます。

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