東雲

年配の営業マンやお客さんと話していると、思わず頭の中にハテナの文字が浮かんでしまうことがあります。「東雲」という昔からある言葉も、その内のひとつです。東雲には一体どのような意味があり、どのようなシーンで使っていけば良いのでしょうか。ボキャブラリーを増やしていくと、少し上の世代の方との会話にも自信がもてるようになります。

東雲の意味とは

東の雲と書いて東雲、こちらの漢字は「しののめ」と読みます。東雲は真っ暗な空に太陽の光が少しずつ差し込み、薄明かりがぼんやり見えてくる光景を指しています。季節によって東雲がみられる時間帯は変わるものの、少し紫がかった雲が見え始めたら東雲と思って、間違いなさそうです。明け方や夜明けなど…夜が明けるときの早朝の時間帯を示すこともあります。

東雲の由来

平安時代から使われてきた東雲という言葉には、どんな歴史があるのでしょうか。東雲はいわゆる当て字で、本来の言葉は「篠の目」と示します。篠とは山などに生えている笹の葉のひとつで、明かりを入れるためのかごの材料として愛されてきました。笹の葉が交互に編まれたかごのすき間から、ぼんやりした光が零れ落ちるさまと、徐々に明るくなっていく夜明けの空が似ていることから名づけられたといわれています。太陽が差し込むのは東西南北の中でも東の方角であるため、東雲と呼ばれたのでしょう。

東雲の文章・例文

例文1.今朝は東雲の時分から、目が覚めてしまいました
例文2.釣り好きの部長に誘われて、東雲が美しい海を見に行きました
例文3.>新幹線通勤のため、毎朝東雲の頃から起床しています
例文4.別荘地で見る東雲は、非常に心に残るものがありました
例文5.東雲のように、清らかな心で邁進したい所存です
日本人ならではの、ピュアな感性を生かした言葉が東雲です。東雲にはようよう明けていく朝の空の、上品で美しい様相が表されています。言葉の節々に用いてあげると、いつもよりワンランク上の大人っぽい表現をマスターすることができます。

東雲の類義語

東雲に似た言葉として、朝ぼらけ・早朝・トワイライト・あかつきなどの言葉があります。反対の言葉としては夕暮れ時・日暮れ・黄昏などがあります。どちらも太陽の移り変わりにスポットをあてた、美しい言葉です。

東雲まとめ

古来の日本で使われてきた言葉のひとつに、東雲があります。東雲は主に東の空が段々と明るくなる様子を表現した、センシティブな表現になります。早朝の時間帯を指して使われることも多く、平安時代から愛されてきた美しい言葉です。使い方と意味を正しく知っておくと、周囲の人に差をつけることができます。

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