政策金利

政策金利は、今年ほど注目された年もないのではないでしょうか? それは、アメリカがトランプ政権になり、金利を引き上げた事が市場から好材料となり株価引き上げの要因となったからです。しかし、金利とは実体経済とのバランスも大事で、金利を無暗に引き上げるのは、他方では反感を買う事になります。
意味合いとしては、各国の中央銀行が金融機関に対して、貸し出しを行う際の基準金利となり、先進国では金利を上げるのは景気が良い証明でもありますが、だからと言って常識外に上げるのは無理が生じます。

政策金利の意味とは

政策金利は先ほど説明した、中央銀行が金融機関に融資(貸し出す)際の金利となり、平たく言うと「中央銀行による経済政策」になります。景気が上がり続けると冷静さを保つために金利を上げる「利上げ」を行い、景気後退の場合は反対に引き下げの「利下げ」を行うのが、先進国の一般的な方法です。

しかし、日本は長年”ゼロ金利政策”を取って来て、2009年から政策金利は0.1%で一定となっています。これには賛否ありますが、金利面だけで判断するなら日本はまったく景気が良くなっておらず、それどころか景気が悪いから”ゼロ金利”を続けるしか策がないのです。
一方、南アフリカやトルコやブラジルなどは途上国(後進国)ほど、政策金利が高い事で知られそれぞれ6%前後、トルコに至っては24%という法外な金利に現在はなっています。
政策金利と公定歩合は間違いやすく混乱しますが、
 ・政策金利…金融機関同士による短期の金利で、正確には金利誘導水準
 ・公定歩合…日銀が銀行に貸出す際の基準金利。現在は「無担保コールレート」と呼ばれるが、金利自由化完了により役目が終わり、重要視されていない。

政策金利の由来

金利の歴史はとても古く、日本では困窮者が借り入れたコメを翌年、多く返礼するのが神への感謝も込めて通例となっていた。それが古来の日本では当たり前で、鎌倉時代になると金利や利子と同じ意味で「利平」が使われ始めた。
ヨーロッパでは、日本よりも古くから金利が登場し、そこにはキリスト教や各国間の活発な経済や貿易が関係している。諸説あるが、現在の銀行や消費者金融にあたるものを最初にしたのがユダヤ人とされています。
政策金利の由来は不明ですが、日本の政策金利は1998年から2018年まで最大0.5%で現在は0.1%で推移しています。

政策金利の文章・例文

例文1.政策金利は中央銀行が定める基準金利でその動向が注目される
例文2.アメリカの政策金利が2018年は大きく上昇した
例文3.先進国以外の政策金利は懐疑的だ
例文4.政策金利はFXに大きく影響する
例文5.イギリスやユーロの政策金利がどうなるか世界が注目している
政策金利は日本は今後も変わる事がないのであまり関心が持たれませんが、世界経済を語る上では大変重要視されています。特にイギリスのEU離脱、アメリカが利上げを繰り返した2018年が終了すると、翌年には各国の思惑が政策金利に反映されるのは容易に想像できます。

政策金利の類義語

政策金利の類義語には、「長期金利」「短期金利」「円金利」などの言葉が挙げられます。

政策金利まとめ

政策金利と経済は密接な関係があり、上げ過ぎても下げ過ぎても本来はダメなものです。しかし、日本の場合はゼロ金利政策が続く現在に慣れてしまい、金利そのものに無関心になっているのが実情です。
アメリカは政策金利を上げる事で、更なる株高や好景気に導く事に成功しつつありましたが、行き過ぎた反動なのかその後は不安定さを露呈しています。日本が政策金利を引き上げる事態になれば、それこそ本格的な景気回復と判断できなくもなく、動向に注目していくのが望ましいです。

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