庇護の中で難民を助ける

庇護(ひご)

庇護という言葉はあまり耳に馴染みがない言葉です。読み方は「ひご」となります。
ですが現代の世界では「庇護申請者」という言葉を必要とする人もいます。庇護申請者とは、自分が難民であるとする人が他国で「難民として認定して欲しい」と申請する人の事をいいます。こうなると「庇護」という言葉について知らないままでは済まされません。ここでは「庇護」の意味や由来、用例などについて解説します。

庇護の意味とは

「庇護(ひご)」とは、相手をかばって守ること。特に弱い立場のものをかばって守ることを言います。親子関係で、親が子供を庇護するという言い方が正しい用例です。また近年では難民とされる人や貧富の差が激しい国を守るという意味で、ニュースでも使われています。

庇護の由来

庇護の庇は、ひさしを意味します。日よけや雨漏りから守るために付けられているものです。また護には付き添って、過ちを起こさないように護ることをいいます。漢字の構成からも、特定のものを守り、付き添って過ちを起こさないようにする、という親子のような距離感を示している言葉であることがわかります。自力で生きていくことができない人のために、使われる力に対して使う言葉です。

庇護の文章・例文

例文1.庇護の元に子を養うが、自立する時は寂しさを感じるだろう
例文2.今は要人を庇護の下に置いているので、気が休まる時がない
例文3.今までは庇護されていたが、これから自分の力で歩いていく
例文4.難民が庇護を受けようとしている
例文5.庇護を得て生きてきた事に対して、深く感謝する
庇護はする・されるのどちらでも使用することができます。また庇護の下という使い方も多く使われています。特定の人物の庇護を、と一つの主語にすることもできるので、使い勝手が大変良い言葉です。

庇護の会話例

  • 質問者アイコン

    今朝、殺人事件の犯人が逮捕されたニュースをやっていたけど、親が必死で庇護していたね。

  • 回答者アイコン

    中には見捨てる親もいるけど、
    庇護するのが本来、当たり前なんじゃないかと思いました。

  • 質問者アイコン

    そうだね。どんなことになっても親子だからね。

  • 回答者アイコン

    私が同じ立場でも、庇護すると思います。

メディアで聞くことは多いかもれませんが、実際に使うタイミングは少ないですね。

庇護の類義語

庇護の類義語としては、「保全」(主に建築物に関して、機能や性能を良好に保つこと)や「後見」(後ろに控えて世話をする人・親代わりに幼い人の面倒を見る人)が類義語にあたります。「擁護」も類義語にあたりますが、擁護の場合は特定の侵害や危害から庇って護ることをいいます。庇護が物理的な保護に使われるのに対して、擁護は精神的な保護に対して使う言葉です。使い方を誤ることが多いので注意して使用します。

庇護まとめ

誰もがどこかで誰かの庇護を必要とし、実際に庇護されています。親が子を庇護するというと、やや過保護な印象を持ってしまうのは、どうしても文字に親しみがない庇が使われている為でしょう。また人権問題のような大きな問題に使用されることが多いため、事が大きくなるのではないかと「庇護」という言葉自体を避ける人も少なくありません。しかし庇護は現代社会こそ使う機会の多い言葉でもあるのです。

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