同族嫌悪とは同じ種類、系統の存在を嫌悪すること

同族嫌悪(どうぞくけんお)

あの人を見ているとなんだかイライラする。あの人の言動はいちいち気にかかる。でもなんでそんなに苛立つのかわからない。そんな経験はありませんか?それはもしかしたら「同族嫌悪」かもしれません。同族嫌悪とは何か? その不思議な感情について、意味や由来、使い方を解説していきます。

同族嫌悪の意味とは

同族嫌悪の意味は「同じ種類・系統の存在を嫌悪すること」。普通であれば同族を嫌う必要などまったくないのですが、同族嫌悪は逆に自分に似ている人にイライラしたり、嫌悪感を感じたり、本能的に好きになれない負の感情を抱いてしまいます。

同族嫌悪の例を挙げると、自分の中にある自分でもなかなか受け入れられない部分を持っている人を見ると、本能的に自分を見ているようで負の感情が湧き上がってくる、などのケースがあります。原因がその人にあるかと思いきや、実は自分にあるので自分の感情を同族嫌悪だと認識できません。
あるいは、自分と似ている人が出てくることによって、自分のポジションが奪われる、と察知した時も同族嫌悪に走ります。
これらの解決方法は自分が同族嫌悪していることを認め、自分の弱さや否定的な部分を受け入れることで、感情面で自立することです。そのことにより、人の振る舞いや自分の弱さを見ても「これが自分だ」と冷静でいることができるようになります。

同族嫌悪の由来

同族嫌悪という言葉自体には由来を探ることはできません。
同族嫌悪の概念は古来から存在していました。古来、恐らく王位継承や軍事的な立場を巡った政治的駆け引きの中で、多くの同族嫌悪があったことでしょう。

同族嫌悪の文章・例文

例文1.同族嫌悪だとわかっていても、あいつのことが好きになれない
例文2.彼の嫉妬は完全に同族嫌悪だ
例文3.同族嫌悪はやめて、ちゃんと自分を見なさい
例文4.外見ばかり気にしていると、同族嫌悪に陥りやすい
例文5.ぶりっこはぶりっ子が苦手。これは同族嫌悪と言える
同族嫌悪は当事者以上に周りの人の方が気づきやすい場合が多いです。自分で気づけるようになるならば、自分の感情を修正するのが早くなり、同族嫌悪に振り回されることも少なくなっていくでしょう。

同族嫌悪の会話例

  • 質問者アイコン

    最近、あの子にイライラすることが少なくなったの。

  • 回答者アイコン

    へえ、なんで? あんなに「あんな相手のご機嫌取るやつ、嫌い」って愚痴ってたのに。

  • 質問者アイコン

    実はさ、私もあの子と同じだったのよね。私の方こそ相手にへこへこして、ご機嫌取ってたの。あの子はあたしより人の心を読むのがうまいし、そういうの見てると無性に腹が立ってたんだけど、結局同族嫌悪だったんだよね。それを認められるようになってさ。

  • 回答者アイコン

    そうなんだ。確かにあんた、最近あまり人のご機嫌取ることしないもんね。

自分の気持ちをチェックするクセをつけると、いつまでも同族嫌悪の中にいることから脱出するきっかけになるかもしれませんね。

同族嫌悪の類義語

同族嫌悪の類義語は「近親憎悪」が挙げられます。文字通り、自分を良く知っている家族ほど憎悪の対象になりやすいものです。
また、言葉の意味自体は違いますが、「自己憎悪」も挙げることができるでしょう。自己憎悪の結果、同族嫌悪につながるからです。

同族嫌悪まとめ

ここまで、同族嫌悪について見てきました。
同族嫌悪は負の感情。これから逃れるにはプライドを手放し、自分を認められる心がカギです。どんなに好きになれなくても自分は自分、人は人、と思えると、そういった事に悩むことも少なくなるでしょう。

関連記事

この記事を読んでいる人に人気の記事