助太刀する

助太刀(すけだち)

時代劇には昔ながらの言葉がたくさん出てきますが、それが由来になり、今でもことわざや言い回しとして使われている言葉も多くあります。
「助太刀」はまさにその1つで、侍たちがまさに刀を振りかざし、命を懸けて誰かを助けると気に使った言葉です。現代でも人助けの言葉として残っています。
人を手助けするという意味の言葉は様々あり、それらとの違いを知るのも面白いものです。
この記事では、「助太刀」という言葉の意味と、類義語や言葉の違いを見ていきます。

助太刀の意味とは

助太刀とは「援助すること、加勢すること」という意味です。
「助太刀するよ」など、ピンチの場面で手助けしてくれるありがたい存在です。
「すけだち」と読みます。

助太刀の由来

助太刀の由来は、過去にあった武士同士の果たし合いや仇討ちの場面にさかのぼります。
武士は名誉を大事にしており、時には一対一で果たし合い=真剣で命を懸けた殺し合いをしました。
通常、私闘は禁止されていたので、立会人を立てての果たし合いは認められていましたが、時にはそうでない殺人や仇討ちもありました。
助太刀とは、そのような場面で太刀を抜き、一方に味方をして助勢する言葉でした。
もちろん、単純に刀を抜いた争いの時にも使われたでしょう。
「助太刀いたす」など、時代劇でよく聞く言葉ですね。

助太刀の文章・例文

例文1.学園祭の準備が大変だと聞いて、助太刀に来たよ
例文2.彼の助太刀がなければ、今のプロジェクトはまったくとん挫していたに違いない
例文3.また仕事の依頼が来たが、今の案件で手が回らない。お世話になっている取引先に助太刀してもらおう
例文4.せっかく助太刀しに来たのに、彼は「自分一人でもやれた」と膨れた顔をしていた
例文5.厨房に人が足らないので、ホールから1人助太刀を呼ぼう
上記のように、せっぱつまった状況で助けを呼ぶとき、また助けが来た時に使います。

助太刀の会話例

  • 質問者アイコン

    どう?忙しい?助太刀に来たよ。

  • 回答者アイコン

    あら、わざわざありがとう。そうなの、もうそろそろ倒れるんじゃないかってほど忙しいわ。でも、そっちも忙しいんじゃないの?

  • 質問者アイコン

    俺の部署はひと段落してね。おまけにそっちで欠員が出たってんで、回されたんだ。

  • 回答者アイコン

    そうなの。すごくありがたいわ。じゃあ、まずはそっちの荷物を運ぶのを手伝ってくれる?

ある会社で、部署間でのやりとりが行われているようです。困ったときは助け合いが一番ですね。

助太刀の類義語

助太刀の類義語を見てみましょう。
1つ目は「助っ人」です。こちらもほぼ同じ意味で、「助ける人」という意味があります。
2つ目は「力添え」です。こちらは「お力添えいただけましたら」など、フォーマルな場面でも使えて便利です。
3つ目は「助け舟」です。こちらは直接助ける意味合いに加えて、「助ける手段を与える」というようなニュアンスも含んでいます。
他にも「助力」「助勢」「加勢」などが挙げられます。

助太刀まとめ

以上、助太刀について見てきました。
太刀を抜いて助けるわけですから、昔は本当に命を懸けた救いの手だったということですね。

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