レファレンダム

レファレンダムと聞いて、ピンとくる方はそれほど多くないかもしれませんが、直接民主制、直接立法制度の根幹ともなる制度であり、教養としての言葉として覚えておくといいかもしれません。最近ではイギリスのEU離脱という判断は、民意が反映されたレファレンダムの結果となります。

レファレンダムの意味とは

レファレンダムは英語表記では「referendum」となり、直訳すると国民評決という意味になります。国民評決というとわかりにくいですが、国民投票と捉えると分かりやすいかもしれません。
日本においては国政では憲法改正の際の国民投票のみが規定をされていますが、現在まで国民投票は行われていません。また地方に目を向けると地方自治制度の中で自治体の住民を対象とした住民投票の制度が設けられています。

最近では当時大阪市長であった橋下徹氏と大阪府知事であった松井一郎氏を中心として「大阪都構想」の住民投票が行われ、僅かな差ではありましたが否決され、廃案となりました。

レファレンダムの仕組みは多くは国民投票は民意が反映されやすい点や、国民の政治参加への意欲を高める事が可能になります。またメディアを巻き込んだ大きな争点になる事も多い為、多くの人の注目を集めます。

レファレンダムの由来

レファレンダムの由来は民主主義発達の中で日本にも持ち込まれた考え方であり、英語そのままの意味となります。
またアジア人初のノーベル経済学賞を受賞しているアマルティア・センは、政策に大幅な変更をする際には為政者はその真意と狙いを説明し、有権者の意思表示を求める事が必要であると言っています。

レファレンダムの文章・例文

例文1.レファレンダムを行う事で真の民意が問うことになります
例文2.大阪都構想はレファレンダムによって、否決され実現しませんでした
例文3.イギリスではEUからの離脱をレファレンダムによって決定をしました
例文4.スイスでは国民5万人の署名によって、レファレンダムを行う事が出来ます
例文5.住民投票も広義な意味でレファレンダムと言えます
欧米各国でもレファレンダムの捉え方が違い、それぞれの位置づけも異なる。ただ国民主権の概念に添えば原理原則の考え方であるとも言えます。また「民主権の原理」は、「レファレンダム」(国民投票)「イニシアチブ」(国民発案)「リコール」(解職請求)の3つとなり、議会制度が導入されている諸外国でも直接民主主義の「民主権の原理」はあわせて使われています。

レファレンダム類義語

レファレンダムの類義語はプレビシット(plebiscite)が挙げられます。プレビシットは日本語に訳すと「人民投票」となります。また関連ワードとしてイニシアチブ(initiative)とリコール(recall)が民主権の原理となります。

レファンダムまとめ

あまり日本では馴染みのないレファレンダムですが、イギリスでは2014年にスコットランド独立国民投票、2016年にはEU(欧州連合)の離脱是非を問う国民投票を行っています。こういったニュースも近年特に多くなってきていますので、国際情勢をしっかりと判断するべく、推移を見守っておきましょう。
また日本の政治システムの中で「レファレンダム」「イニシアチブ」「リコール」の3つはワンセットで話される事が多いですが、政治システムの中では重要となってくる言葉なので、理解しておくといいでしょう。

この記事を読んでいる人に人気の記事