マルトリートメントを撲滅する

マルトリートメント(maltreatment)

大人と子供との関わりは、一歩間違えると「児童虐待」と捉えられてしまうことがあります。「マルトリートメント」も児童虐待を表す言葉の一つですが、その内容は「むごい扱いをする」だけではなく、もう少し広義な意味を含みます。ここでは、単語の意味や類義語との違いなども併せて解説していきます。

マルトリートメントの意味とは

「不適切な養育」と訳され、子供の心身の健全な成長・発達を阻む養育や関わり方のことを言います。身体的・性的・心理的な加害行為に加え、ネグレクト(育児放棄)なども含んだ包括的な意味の言葉として使われます。

マルトリートメントの由来

これは英語で「虐待、酷使、冷遇」という意があります。積極的・意図的な加害行為、また養育怠慢・無視放置など突き離す行為も含めて、総じて「虐待」と捉えられます。

マルトリートメントの文章・例文

例文1.大人が子供の存在を否定し、深く傷つけることはマルトリートメントである
例文2.ゲームに夢中になって子供の世話を放棄している親は、マルトリートメントしていると言える
例文3.激しい夫婦喧嘩によって、それを見ていた子供にストレスを与えることはマルトリートメントである
例文4.人間不信になるきっかけには、子供の頃に受けた育児放棄や無視などのマルトリートメントが影響を及ぼしている場合がある
例文5.マルトリートメントを受けている子供には、周りからのサポートや救いの手が必要だ
親と子の関わりだけでなく、教師や祖父母・親戚や子供の友達の親など、子供を取り巻く環境にいる全ての大人を対象として、その態度や関わり方を指します。

マルトリートメントの類義語

英語の「アビュース(abuse)」も類義語として使われます。日本語では同じく「虐待」と訳されますが、「アビュース」は主に身体的・性的な虐待行為を指しますので、英語の場合は状況によって使い分けられているようです。
また、育児放棄を指す「ネグレクト」は、マルトリートメント に含まれる行為の一つです。「養育拒否」「保護怠慢」「いじめ」「ハラスメント」も、「不利益を与える・相手を不快にさせる・尊厳を傷つける・脅威を与える」などの意があり、類義語と言えるでしょう。

マルトリートメントまとめ

子供に対する身体的・性的な加害行為がたびたびニュースに取り上げられていますが、実は、相手を否定たり傷付ける発言や、突き放したり無視する行為もまた、虐待の一つとして問題視されています。
例えば、兄弟を比較して片一方を否定するような発言で傷つけたりといった、日常の些細に思える言動でも、何かしら子への良くない影響を及ぼした場合は「不適切な関わり方をしている」と考えられますので、大人と子との関わり方はとても慎重に考える必要があると言えるでしょう。

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