ファスト映画(ふぁすとえいが)

「ファスト映画」とは「YouTubeなどに投稿されている映画を10分にまとめた違法動画」です。これは、短時間で映画の内容を知りたい層と違法ながらも再生回数を増やし広告収入を得たい投稿者の思惑が合致して、近年の人気コンテンツへと急成長していました。しかし、著作権を無視した投稿は犯罪であり映画会社にとっても非常に迷惑な行為です。そんな現代らしい犯罪でYouTube内は無法状態と改めて認識させられた「ファスト映画」の解説となります。

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ファスト映画の意味とは

「ファスト映画」の意味は以下の通りとなります。
(1)過去の名作や話題の新作などの映画を10分程度に編集し、YouTubeに投稿された違法動画。
(2)著作権を無視して映画を約10分にまとめたあらすじ動画で、内容を簡潔にまとめてあるので若者などから人気があったが近年は大きな社会問題となり、遂に投稿者が摘発された。
(3)「ファースト映画」とも呼び同義となる。
”ファスト”は「早い」「迅速」「時間がかからない」などを意味する英語「Fast」からで、それに”映画”を合わせた造語、又は和製英語とも呼べる言葉が「ファスト映画」です。正確な時期は不明ですが、2020年頃から動画サイトなどで登場するようになり、特に若者を中心にYouTubeなどで過去の旧作や話題の新作映画を気軽に楽しめる事から大きな注目を集めるようになりました。「ファスト映画」は本来2時間程度ある映画を10分前後に短く編集した違法動画で、映像や静止画を使い内容を補足したり結末まで描いているネタバレである事から著作権侵害として問題になってきましたが、長い間黙認されてきました。なぜこのような違法動画を投稿するのかというと、もちろん映画ファンが親切心や映画普及の為にやっている訳ではなく、YouTubeなどは投稿された動画が人気となり再生数が多くなると広告収入が得られるので、そのシステムを悪用した形で「ファスト映画」が大量に投稿されるようになったのです。云わば、インターネットやYouTubeの世界は著作権に加えて常識やモラルを無視したやりたい放題が続いてきたのですが、2021年6月23日に宮城県警が「ファスト映画」を投稿していた男女3人を全国初で逮捕に踏み切ったのです。しかし、これまでの被害総額は約1000億円とも言われ、映画会社や関係者は憤りを隠せず、また今後は別の動画サイトや方法が登場すると懸念されています。

ファスト映画の由来

「ファスト映画」の由来は、これまでファストファッションやファストフードで使われてきた「早い」を意味する「ファスト(Fast)」を「映画」と合わせたのが始まりとされています。

ファスト映画の文章・例文

例文1.バイトをクビになり時間があったのでファスト映画でいっちょ小遣いでも稼ごうと企んでいたところに逮捕のニュースを目にして、自分は運が良いと動画制作を断念した。
例文2.ファスト映画の根底には、毎日時間に追われ自由に使える時間が少ないという現代事情もあるが、それでも犯罪であるのに違いない。
例文3.ファスト映画だけでなくファスト小説やファストドラマなども誕生するだろうし、実際にあるのかも知れない。
例文4.娯楽が多用し2時間も映画に時間を使うなら、ファスト映画を10分で楽しみ、残りはスマホやゲームなどをしたい層が多いのだろう。
例文5.酒を飲みながらファスト映画を観ていたら、日頃の疲れから途中で寝てしまい起きたら丁度終わっていたので、まるで2時間ぐっすり眠ったような気持ち良さだが実際には10分程度の超ショートスリープだ。
短時間の違法動画である「ファスト映画」を使った例文です。

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ファスト映画の会話例

  • 質問者アイコン

    えっ、一日に映画20本も観たの? 絶対に嘘だよ。そんなに観れる訳がないって。

  • 回答者アイコン

    それが私は観れるのよ。現代人ならこれぐらいの事、朝飯前よ。

  • 質問者アイコン

    だから、20本も観たら40時間必要だよ。一日中、不眠不休でも無理だよ。

  • 回答者アイコン

    それが、ファスト映画なら可能なの。一本僅か10分だからね。便利でしょう。でも投稿者が犯罪されたからもう観れないよ。

一日で映画20本を観たと豪語する女性と、それを否定する男性の会話内容です。

ファスト映画の類義語

「ファスト映画」の類義語には、「ファストシネマ」「あらすじ動画」「違法動画」「盗作」などの言葉が挙げられます。

ファスト映画の対義語

「ファスト映画」の対義語には、「映像作品」「公式作品」「正式作品」「正規版」「通常版」などの言葉が挙げられます。

ファスト映画まとめ

「ファスト映画」は既存の映画を10分にまとめてYouTubeなどに投稿した違法動画で、短時間で映画のオチまで分かる事から一部の層からは大変支持をされていましたが、当然ながら著作権侵害であり違法なので、宮城県警が投稿者を逮捕する事態へと発展したのです。

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