ハト派

ハト派は政治用語として使われる事が多いですが、とくに外国では金融経済用語としても定着しています。政治用語と金融経済用語のどちらでも「穏健派」という意味合いから、金融政策などにおいて景気への影響を重視するスタンスを第一にしています。
また、ハト派は話し合いによる平和的な解決スタイルを心掛けているので、何かと話題で政治と経済の中心に位置する米トランプ大統領とは真逆となります。それどころか、トランプ政権は全員がハト派の反対であるタカ派とされ、その強硬姿勢が世界経済の混乱を招く要因となっています。

ハト派の意味とは

平和の象徴である”鳩”から取られた政治用語が「ハト派」であり、または「穏健派」や「慎重派」なります。平和的な話し合いでの解決を目指す政治スタイルで、反対に意味する「タカ派」は強硬姿勢が心情なのでまったくの真逆となります。その時代時代で、どちらの考えが政権を取り国民に支持されるかは違ってきますが、双方でメリットとデメリットが存在します。
日本の歴代の政権や現政権を見ても、国民から熱狂的な支持を得ていたのは田中角栄、小泉純一郎、安倍晋三と全員がタカ派であり、その強気な方法は批判があっても国民を熱狂させる何かがあるのも事実です。
これらを踏まえ、元々は政治用語であったハト派ですが、現在の日本では金融経済用語的の方で広く知れ渡っています。安倍総理がニュース登場しても、タカ派と絡めて紹介する事は稀ではないでしょうか? しかし、国際政治や世界経済の面では日本以上にハト派やタカ派として扱われ、中でもアメリカの政策金利を決定するFRBの際には、ハト派とタカ派の駆け引きがクローズアップされます。
ハト派は穏健派であり景気に対して慎重なので、金利の利上げ反対です。対するタカ派は強硬はで景気に対しても積極なので、利上げも賛成となります。よって、最近のアメリカが政策金利を何度も引き上げたのは、ハト派よりもタカ派の意見が多くそれが承認されたという事です。
米政権がタカ派、FRBもタカ派、日本政権もタカ派、欧米各国も基本タカ派となっている事に気が付くと、方向性は全て一緒のはずですが、実はそうなると強硬派だらけで相手の意見を聞かないので、まとまらないという皮肉があります。

ハト派の由来

旧約聖書に出てくるノアの箱舟では、嵐による大洪水が発生した後に鳩を飛ばして状況の確認をさせ、戻ってきた際にオリーブの枝を銜えていたそうです。それで嵐が治まった事から、鳩は平和の象徴とされ、現在の穏健派や平和的な解決を望む意味で使われるようになりました。

ハト派の文章・例文

例文1.ハト派は1980年代以前は影響力が強かった
例文2.ハト派の反対語がタカ派である
例文3.景気に対して慎重なのがハト派
例文4.ハト派やタカ派だけでなく中間派もある
例文5.日銀の現委員はハト派よりもタカ派とされる
本来はハト派であっても、状況次第ではタカ派や中間派になる柔軟な姿勢が政治や経済では求められるのですが、そうは行かない事情や信条があるのでしょう。現在は日本だけでなく世界的にもタカ派が多いので、それらに関する記事が多くなっています。

ハト派の類義語

ハト派の類義語には、「リベラル」「融和派」「穏健」などの言葉が挙げられます。また反対の意味としては「タカ派」も挙げられます。

ハト派まとめ

力や強硬姿勢に頼らず、穏やかな方法で問題解決を試みる立場の人が「ハト派」です。元々は政治用語でしたが、昨今は金融経済用語としても使われ、景気に対して慎重で金融緩和のスタンスとなるのが「ハト派」です。

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