
ダブルスタンダード(Double standard)
あなたの周りにもいませんか?「自分がミスした時には咎めないのに、相手が同じミスをすると怒る人」です。こういった人のことを表す言葉として、「ダブルスタンダード」という言葉が用いられいます。
二重規範といった四字熟語でもあらせるこの言葉の意味を詳しく見てみましょう。
この記事の目次
ダブルスタンダードの意味とは
ダブルスタンダードとは、対象によって適用する基準を変更することを指します。相手によって意見を変えたりなどの特定の人に対して特別な対処をするといったことです。
ダブルスタンダードの由来
ダブルスタンダードの由来とは、英語での「standard」には「標準、確立したもの」という意味があります。その確立したものが二つあるということから、二重規範といった意味につながるのです。
ダブルスタンダードの文章・例文
例文1.この企画を考えた人はダブルスタンダードであり、目的などが上層部と食い違っている。
例文2.ダブルスタンダードによって、現場が混乱することは往々にしてある。
例文3.ある女優のツイートがダブルスタンダードではないかと批判が集まった。
例文4.ダブルスタンダードになっていることは本人は気づいていない。
例文5.ダブルスタンダードになっている人とは論じたくない。
ダブルスタンダードという言葉が使われると、「論理的ではない」と言われていると思ったほうが良いです。
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
ダブルスタンダードの会話例
-
この原理によってこの計算をしているのだと思うんだけど、これってミスじゃないのかなー
-
その計算したの部長ですよ。ほら、この手順に沿ってやれって言ったじゃないですか。
-
あー、本当だ!そういえば、この計算大丈夫みたいだわ。ごめんねー。いやーまいったまいった。
-
部長って本当にダブルスタンダードですよね。すごいと思います。
皮肉のときにもこの言葉を使うことができます。
ダブルスタンダードの類義語
ダブルスタンダードの類義語として、「朝令暮改」「二重規範」「二律背反」などがあげられます。
ダブルスタンダードまとめ
「自分のことは別に置いといて、あなたはだめ」といったことは日常的にあふれているのではないでしょうか。
例えば、「男の浮気は甲斐性だ、女の浮気はだめだ」といった言葉や「同じミスをしたあの人には怒らないのに、私には怒る」といったこと、経験したことがあるのではないでしょうか。
そういった理不尽なことをダブルスタンダードと言いますので、批評家になった気持ちで「ダブルスタンダードですよ」と一度言ってみるのもいいかもしれません。