「タタキ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

タタキ(たたき)

「タタキ」とは「警察や犯罪者が使う隠語で、強盗や窃盗の事」です。警察なら容疑者の取り調べで「お前がタタキをしたんだろ」と詰問したり、また犯罪者なら「今日のタタキは成功させろ」といった風に使う言葉です。事件や犯罪に関しては今回の「タタキ」以外にも「ガサ状」「半落ち」「マル報」などの隠語がいくつもあり、今では刑事ドラマなどでもすっかりお馴染みとなっています。その中でも認知度が高いとされる「タタキ」について調べてみました。

[adstext]
[ads]

タタキの意味とは

「タタキ」の意味は以下の通りとなります。
(1)警察用語や裏社会の隠語で、強盗・窃盗の事。
(2)警察等の立場では強盗・窃盗事件で、犯罪者の立場ではより組織的で現代的な強盗・窃盗の事。
「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」が登場したのは約20年程前の2000年頃と言われ、その頃から犯罪の方法が変わってきたと言われるようになりました。これまでも詐欺事件は当然存在していましたが、携帯やスマホなどを巧みに利用して未経験者を仲間として募ったり、顔も知らない相手から依頼されて犯罪を犯すなどあまりにも稀なケースがどんどん横行していったのです。それに対抗する警察組織は長年の慣例として、事件にまつわる様々な言葉を専門用語(隠語)とする習慣があり、現在も続いています。今回の「タタキ」は俗に言う強盗や強盗事件の事で、時には窃盗の事でもあります。「タタキ」は犯罪者側である強盗集団も使う言葉で、最近は特に裏社会を扱った漫画や小説などで頻繁に登場しています。近年「タタキ」という隠語が注目を集めているのは、それらの作品人気もありますが、現実としてコロナ禍の影響で強盗事件数が増加しているからです。要因はいくつかあって、コロナの不景気で職にあぶれた若者が軽い気持ちで加担したり、ヤクザは減少傾向だが半グレは増加しているので知らずに知人となってグループから抜け出せずに一緒に犯行に走る。又は「振り込め詐欺」など特殊詐欺は警察や自治体が防止しようと対策を練っているので難しくなり、簡単に行える「タタキ」が手っ取り早く稼げるので、詐欺からシフトして犯罪者集団がやっているようです。さらに、専門の犯罪者集団とは一切関係がなくても社会に不満がある若者などがSNSで仲間を集め、残忍手口で「タタキ」をする事件も増えていて、後手後手な警察対応に市民から不満の声が上がったりしています。因みに、裏社会で暗躍する犯罪組織だけを敢えて狙って強盗する場合も「タタキ」となりますが、現実では漫画のように上手くいかず行うケースは稀となっています。

タタキの由来

「タタキ」の由来は一説によると、強盗行為の犯罪者が侵入した家で眠る被害者を叩き起こして、お金の場所を訊く事からとされています。

タタキの文章・例文

例文1.ファミレスで食事をしていたら隣の席に座る怪しいマスク姿の二人組が、ひそひそとタタキがどうしたこうしたと言っていて、警察なのか強盗なのかそれとも漁業関係者なのか判断がつかず、食べていたBランチの味覚が途端にしなくなった。
例文2.学生時代にイジメれていた同級生が大人になって、復讐するように元いじめっ子の家だけを狙ったタタキをしていると風の噂を聞き、次は自分の実家が狙われると思うと不安で夜も眠れないが、今更家族に相談するといじめっ子だったとバレるので対応に困っている。
例文3.な日本でもタタキが増加しているのだから、これが他の欧米各国ならもっと多いのだから、本当に酷い世界だ。
例文4.タタキをした犯罪者が逃げ出す前に麻薬など薬物を置いていったら、被害者のはずが薬物容疑の疑いをかけられるのだろうか。
例文5.防犯カメラなど対策グッズを設置しても、タタキを完全に防ぐのは不可能だそうだ。

強盗の隠語である「タタキ」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

タタキの会話例

  • 何か最近は、どうも殺伐としていない? 町の雰囲気とかゴーストタウンだよ。

  • 景気が悪いしね。みんな何かしらに悲観していて、表情も暗いよね。

  • そうそう。でもこういう町は犯罪者集団に狙われやすいんだよ。今流行のタタキとかって言うんだっけ。重大な強盗事件が起こったら、俺嫌だよ。

  • そんな怖い事言わないでよ。私だって強盗事件の被害者なんて、結婚前になりたくない。

知人の男女2人が景気悪さから強盗事件について会話をしています。

タタキの類義語

「タタキ」の類義語には、「ごんべん」「のび」「さんずい」などの言葉が挙げられます。

タタキまとめ

「タタキ」は警察や犯罪者が使う隠語で強盗や窃盗の事です。忍び込んだ家で眠る被害者を叩き起こす事が由来とされ、現在は警察や犯罪を扱った小説や漫画などでも登場する事が多い専門用語となっています。

最新の記事はこちらから