
シナジー(synergy)
シナジーという言葉もビジネスシーンでは良く聞く言葉になりました。ライブドアショックの後、2006年にライブドア株を購入したUSENの宇野康秀社長も「シナジー効果を出していきたい」と話しており、10年以上前からビジネス用語として定着をしています。
シナジーの意味とは
シナジーは英語表記では「synergy」となり、直訳すると共同作用、相乗作用というような意味になります。
ビジネスシーンではシナジーとは「シナジー効果」を指したものである。意味としては相乗効果が一番わかりやすい。企業の買収・合併(M&A)や業務提携の際にはその目的として相互の企業にとってシナジー効果が出る事を期待して行っています。
シナジーの由来
シナジーの由来は和製英語ではなく、カタカナ英語と言われており、英語の意味そのままが由来と言えるでしょう。
シナジーの文章・例文
例文1.シナジー効果が出るアライアンスを希望する
例文2.会社の組織の整備によってシナジーが生じていく
例文3.企業買収はシナジー効果を期待して行われる
例文4.シナジーとは足りない部分を補完できる相乗効果が期待されるもの
例文5.鉄道会社が百貨店を持つのはシナジー効果を見越してのものだ
企業同士が手を結ぶ場合には、それに伴う相乗効果が出なければ意味がありません。お互いにとって利益が出る事が初めて買収や合併、M&Aでは意味があった事になると言えます。
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シナジーの会話例
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ここもとうとうあの大手企業に買収されるのか…
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大手企業側からすれば、シナジー効果が期待できますからね。
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だが、我々にとってはどうなんだろう。これからどうすればいいんだろう…
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もう決定したことは覆すことはできませんよ。諦めて買収されましょう。
ここでは、買収される企業での会話でシナジー効果を使用しました。
シナジー類義語
シナジーの類義語としては化学反応(chemistry)や共鳴(resonance)があげられるでしょう。反義語としてはアナジー(anergy)となるでしょう。アナジーの意味は相互マイナス効果となり、シナジーと相反する意味で使われます。
シナジーのまとめ
シナジーは古くからビジネスシーンでは当たり前に使われてきています。ビジネスのにおいて企業や事業間ではシナジー効果(相乗効果)が得られるものである事が大前提となり、今までの多くの会社が買収や合併によってシナジー効果を生み出してきました。
M&Aでは多くのメディアに登場し、著書もある有名な永守重信さんが創業した日本電産株式会社では「世界NO.1の総合モーターメーカー」を標榜して、世界中のモーターメーカーのM&Aを行っています。これは販売、操業、投資、経営の全てがうまくシナジー効果を生み出している最たる例と言えます。