ああ言えばこう言う

ことわざ・慣用句辞典の一番最初に出てくることが多い「ああ言えばこう言う」は、誰かの発言に対して、何らかの返事をする場合に用いられますが、あまりいい意味で使われることはないようです。それでは、どういった場面や意味で使われるのでしょう、例文や類義語を用いて解説します。

ああ言えばこう言うの意味とは

誰かが言った言葉のある内容に対して素直に認めず、他の内容を持ち出し、自分本意な理屈を付けて言い返すことです。「ああ」は「あのように」、「こう」は「このように」といった意味で、2つを並べて用い、口にした言葉や、口には出さないが頭の中で考えた内容を漠然とさしています。それを逆説の「ば」でつないで「ああ」言う発言に対して「こう」言って理屈をつけて従わない様を表しています。

ああ言えばこう言うの由来

特別な来歴や由来はないようです。「ああ」も「こう」も文法的には副詞で、多くの場合、「ああでもないこうでもない」のように、併せて用いられる使い方が多くなっています。

ああ言えばこう言うの文章・例文

例文1.あの人は口が達者で、ああ言えばこう言う
例文2.ああ言えばこう言うのは止めなさい
例文3.ああ言えばこう言うから話がまとまらない
例文4.ああ言えばこう言うのは性格が悪いからだ
例文5.何でもああ言えばこう言うのは困り物
例文からもわかるように、「ああ言えばこう言う」人物は、決して好人物には描かれていません。口が上手い人物や、性格が悪い人が行い、まとまる話もまとまらず、困ったことになるのです。かつてオウム真理教の上祐史浩氏がメディアからの追求を巧みな話術で切り返し、「ああ言えばこう言う」をもじって「ああ言えば上祐」と言われた時期もありました。

ああ言えばこう言うの類義語

「西と言えば東と言う」「山と言えば川と言う」「右と言えば左と言う」などが類義語になりますが、全て最初の言葉に反対する様子を表している言葉です。

ああ言えばこう言うまとめ

「ああ言えばこう言う」人物は、ああ言ったことに反対する人物ですが、類義語の「西と言えば東と言う」人物に比べると弁が立ち、それが詭弁や屁理屈であっても、自分の中でそれをまとめ上げるだけの能力があり、少しインテリジェントな部分を感じます。「ああ言えばこう言う」をやりすぎると敵を作る可能性あるので、程々にしておいたほうがいいのではないでしょうか。

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