「OEM」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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OEM(オーイーエム)

自動車メーカーやアパレル業界でよく耳にする「OEM」という単語をご存知ですか?なかなか聞きなれない言葉ですが、実は皆さんの身の回りにあるものにも深く関係しているんです。今回はそんな「OEM」の使い方や意味、例文や類義語を解説していきます。

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OEMの意味とは

OEMとは「Original Equipment Manufacture」の頭文字をとったもので、日本語では「相手先ブランド名製造」などと訳されます。端的に言うと、「自社ブランドの製品を他社に製造してもらうこと」を意味します。例えばApple社のIphoneが分かりやすい例です。Iphoneの商品企画や設計はApple社が行っていますが、製造もAppleが行っているかというとそうではありません。台湾のFoxcon社に代表されるような第三者に製造は委託しているのです。このように自社生産をおこないことによって、委託する会社は生産するための設備や人員を持つ必要がなくなるためコスト削減を図ることが出来ます。先のIphoneの事例以外でも、自動車メーカーやアパレル業界など多岐にわたってOEM方式の生産がおこなわれています。

OEMの由来

OEMの由来はコンピュータ関連の製品を製造するIBM社の社内用語から来ているといわれています。1950年代、同社のシステムの一部に他社製の装置が利用されていたことから、IBM製のものと区別するためにOEMという表現を用いていたようです。その後他業界においても、同様の意味で浸透していったと考えられています。

OEMの文章・例文

例文1.当社で製造した部品をOEMでA社に供給する
例文2.この製品はアメリカ企業のOEMにより製造されている
例文3.当社はOEMも承っております
例文4.B社は自動車生産のOEMに本腰を入れるようだ
例文5.今期はC社にOEM供給を開始したことで増収増益となった
日常のシーンで使うような言葉ではないため、ニュースやビジネスシーンでの利用が主です。特に自動車等の製造メーカー関連の記事で目にすることが多いです。

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OEMの会話例

  • 今回の商品の製造どこに頼もうかな…

  • 自社の製造でやろうとすると、価格が心配ね。
    他社のAにまわしてみたら?

  • そうか、Aはほかの商品でもOEMで実績があるし大丈夫だ。

  • 製造の問題は、これでクリアね。ほかに問題はないかしら。

大手でも行っているOEM。身の回りにあふれている製品の製造方法なので、覚えておきたい言葉ですね。

OEMの類義語

OEMの類義語としては「ODM(Original Design Manufacture)」と「PB(Private Bland)」の2つがあります。ODMは製品の製造を受託した企業が、製造だけではなく商品の企画や設計まで一手に引き受ける方式を指します。OEMと似ているので混同しがちですが、製造のみなのか否かで異なってきます。一方PBは小売店や卸売業者が製品の企画開発を行い、他社に製造してもらう方式を指します。近年ではコンビニやスーパーマーケットで、そのお店のブランド名で売られている製品も多く見かけますよね。こうした小売店では小売価格を抑えるためにこうしたPB商品を増やしています。

OEMまとめ

OEMは日常生活の中では聞きなじみのない言葉ですが、実は皆さんの身の回りの物の製造にも使われているということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
OEMを用いることで委託者は製造コストを抑え、受託者は受注の増加や技術力の向上を見込むことが出来ます。一方で製品の売れ行きいかんによっては、OEM生産が打ち切られる可能性もあり、受託者はそういった要因に振り回されてしまうリスクもあります。

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