「ODA」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ODA(Official Development Assistance)

政府開発援助、ODAという言葉をニュースで見聞きしている方も多くいらっしゃるでしょう。日本は世界でも屈指のODAの供与国であり、60年以上、190以上の国や地域で援助を行ってきた実績があります。ここでは、そのように長い年月にわたり力を入れているODAについて説明いたします。

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ODAの意味とは

ODAは発展途上国への経済発展を支援するための援助や出資のことを意味します。
ODAは、政府ないし政府の実施機関によって許与されるものであること、開発途上国の経済発展や福祉の向上に寄与することを主たる目的としていること、資金協力についてはその供与条件が開発途上国にとって重い負担にならないようになっておりグラント・エレメント(貸付の度合を表す数値で無償ならば100%)が25%以上であることが条件となっています。日本の場合、実施機関には、OECF(海外経済協力基金)やJICA(国際協力事業団)があります。
OECFでは有償資金協力を扱い、贈与についてはJICAが担当しています。ODAは支援国の情勢などにより、支援する国や地域が偏っている場合も多く見られます。

ODAの由来

ODAは「Official Development Assistance」の略で、政府開発援助と呼ばれています。
日本のODAは1954年10月6日にコロンボ・プランへの参加が始まりです。
コロンボ・プランは第二次世界大戦後の早期に組織された開発途上国援助のための国際機関で、主に技術協力を通じてアジア太平洋地域諸国の経済・社会開発を促進し、その生活水準を向上させることを目的としています。

ODAの文章・例文

例文1.日本はアジアを中心に多大なODAを拠出している
例文2.日本でも戦後復興の際にODAを受けていた
例文3.戦後高度経済成長を遂げ一時期はODAによる世界最大の援助国となった
例文4.ODAにより途上国インフラ整備が進められた
例文5.東日本大震災での世界各国からの支援はODAの成果と考えられた
ODAは発展途上国の経済発展や福祉の充実のための援助や出資のことです。日本も現在アジアを中心に多大な拠出をしています。第二次世界大戦の敗戦直後は日本もODAを受けていた歴史があり、そのおかげもあり見事に復興を成し遂げました。その後、高度経済成長を経て日本は世界でも屈指のODA拠出国になり、途上国の経済発展などに貢献しました。その反面、拠出額が多すぎるという批判も国内にはありました。
しかし、2011年の震災で開発途上国を含めた世界各国からの支援を受けられたことが、政府開発援助によるところが大きいと考えられ、否定的だった人々も肯定的に見直す動きがみられます。

ODAの類義語

ODAの類義語ではありませんが、日本語訳として「政府開発援助」が挙げられます。また、関連する途上国への支援体制として、「国際開発協会(IDA)」「開発援助委員会(DAC)」が挙げられます。

ODAまとめ

日本は、世界屈指のODA拠出国であり1990年代には世界最大の援助国でした。日本がODAを供与したことのある国と地域は2012年末時点で190にも上ります。
日本が多大な拠出をする理由として、インフラ整備などを行う日本企業が、海外でのインフラ整備事業に関わりやすくなることが挙げられます。
実際、日本のODAの特徴として、道路、橋、鉄道、発電所などのハードインフラストラクチャーの整備の割合が大きいことが挙げられます。
しかしこのようなインフラ整備は、日本企業にとっての利益になりやすく、国内の財界からの賛同を受けることができ、ODAの予算が組みやすかったと考えられます。また、ODAには軍事力に代わる国際貢献としての意味合いや、外国政府への影響力という意味合いも含まれていると考えられます。

このように見ると、自国の利益を考えているだけではないかと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、日本が多大な被害を受けた東日本大震災のときなどは世界の多くの国から支援を受けることになり、それはODAによる影響が大きいと考えられました。
このことからも日本のODAは決して独りよがりのものではなく、確かな国際貢献になっていることが見受けられます。


外務省のODAに関するサイトも見てみて下さい。

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