「面目躍如」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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面目躍如(めんもくやくじょ)

面目躍如とは、世間の評価や評判に相応しい活躍や実力を発揮する事を意味する言葉です。四字熟語の中でもかなり有名なので、誰もが何度かは口走ったり、その様な場に実際に居合わせた経験があるのではないでしょうか? しかし、本来の意味である「面目躍如」は皆さんが使う時とは、微妙にニュアンスが異なる面があります。実際にはどのような意味があり、その由来や類語なども含めてきちんと解説をしていきます。

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面目躍如の意味とは

「面目躍如」の意味は、世間の評価に相応しい活躍、その分野で実力が発揮されるとなります。そこから、生き生きと大活躍をしている、誰もが納得する活躍している等々に使われます。しかし、一部の方は一度失敗をした人が、再び脚光を浴びる際に「面目躍如」と使いがちではないですか? この場合は「名誉挽回」となり、「面目躍如」とはこの点が異なります。要するに、最初から能力がある人が相応の活躍をして、世間が「ああやっぱり」と納得するのが「面目躍如」となります。

面目躍如の由来

「面目躍如」は中国発祥の四字熟語とされていますが、詳細は不明です。”面目”には体面、立場などの他に、世間体や世間の評価などの意味があります。元は中国の”面子”(めんつ)が変化して、”面目”になったという意見もありますが詳細は不明です。”躍如”は、生き生きとしている、はっきり表れるという意味があります。

面目躍如の文章・例文

例文1.テストで連続100点の新記録を達成し、クラス中から面目躍如と言われ嬉しかった
例文2.普段から美声な上司とカラオケに行ったら、あまりにも歌声が良くて面目躍如通りで驚いた。
例文3.ベテランボクサーが面目躍如な活躍で、勝利した。
例文4.お笑い芸人がどんな時でも笑いにするのは、面目躍如以外の何者でもない。
例文5.元々能力はあって期待されているんだから、面目躍如な仕事をしろと発破を上司に掛けられた。

元から評価が高い前提があり、さらに活躍をする際に「面目躍如」を使うのが望ましい形です。

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面目躍如の会話例

  • 今日のボクシングの試合、どちらが勝つと思います?

  • ベテランチャンピオンと勢いがある新人、どっちが勝ってもおかしくないよね!

  • チャンピオンが勝つと面目躍如ですよね。でも、新人も強いと評判なので面目躍如になると思うのですが、実際はどうなんでしょう?

  • 確かに両方の実力がある場合は難しいし、両者に使える気がするよね。でも、世間の評価という条件があるので、より評価があるチャンピオンが試合に勝った際に面目躍如と使うべきだと思います。

ボクシングの試合で、チャンピオンと新人のどちらに面目躍如と使うべきか会話をしています。

面目躍如の類義語

「面目躍如」の類義語には、「名誉挽回」「面目一新」「本領発揮」などの言葉が挙げられます。

面目躍如の対義後

面目躍如の対義語としては、名誉に傷がついたり、人に顔向けできない事を指す「不面目(ふめんもく)」があげられます。

面目躍如まとめ

世間からの期待に沿った活躍、評価通りの結果を出す、その人本来の生き生きとしている姿という意味が「面目躍如」にあります。生き生きとしているのは、実際には他人には分かり辛いものですが、活躍をして誰もが納得する結果が出ているなら、周囲からは生き生きしているように見えるものです。

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