「震撼」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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震撼(しんかん)

「震撼」とは「大変な出来事が起こり人々を驚かせたり震え上がらせる事」です。世間にインパクトを与える話題は連日にわたってメディアがワイドショーやニュースで取り上げるので、自然とこの話題は「世間を震撼させた」と理解できますよね。自分には関係・関心がなくても、世の中を「震撼」させる出来事は度々起こり、後から振り返ると時代の分岐点になったりもします。

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震撼の意味とは

「震撼」の意味は以下の通りとなります。
 (1)ふるい動かす事。大勢の人々を震え上がらせる。
 (2)衝撃的な出来事で平常心を失う。
 (3)人を非常に驚かせる。驚愕させる。
”震”は「ふるう」「小刻みに揺れ動く」「恐れる」、”撼”は「動かす」「揺らがす」「揺らぐ」で、恐れなどから自ら震えたり、又は逆に人を恐れさせ震えるあがらせるのが「震撼」です。簡単に言えば、単に怖がるや怖がらせるよりも、さらに強烈に驚いた表現となりまるでガクガクと震えたり声を失った状態です。また実際の使い方としては、「ジョンレノンが亡くなった時は世界中が震撼した」「政権交代に国中を震撼させる」といった風に大勢の人々を震え上がらせる際に使うのが一般的で、一個人の恐怖や動揺などで使う事は少ない傾向があります。

震撼の由来

「震撼」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代後期の歴史書「日本外史」などに文言が記されています。

震撼の文章・例文

例文1.岸田総理への爆発物投げ込み事件は世間を震撼させるのに十分のインパクトがあった。
例文2.どうも渋谷がいつも以上に盛り上がっていると思ったら、今日はW杯の日本代表戦があると思い出し、これで試合が勝ったら街が震撼するのは間違いなく危険になるので急いで後にした。
例文3.詐欺事件で世間を震撼させた男の妻が何食わぬ顔で「暴力を許さない」と声を上げたが、その癖自分の罪にはダンマリなのだからその感覚が小賢しい。
例文4.父親が仕事を辞めても、姉が高校を中退してもまったく震撼しなかった我が家だが、愛犬が行方不明になった時は家族全員が食事をするのも忘れて近所中を探し回った。
例文5.地下鉄サリン事件に阪神と東日本大震災と日本全体を震撼させた未曽有の出来事と同じ時代を生きてきたが、令はさらにとんでもない事が起こりそうで不気味でならない。
「震撼」を使った例文となります。

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震撼の会話例

  • た、た、大変だよー。

  • どうしたのよ。ゴキブリを昆虫食って騙されて食べたみたいな顔で。

  • どんな顔だよ。違うって。乃木坂46の○○が遂に卒業するんだよ。俺の生き甲斐だったのに…、もう悲しくて寂しくて…。

  • どうでもいいわ。ねえ、まるで世界が今にも崩壊するような言い方をしてるけど、そんなアイドルのグループ脱退では誰も震撼なんてしないから。少し考えて喋りなさいよ。

アイドル好きの男性とその知人女性の会話内容です。

震撼の類義語

「震撼」の類義語には「仰天」「脅威」「衝撃」「驚愕」「揺り動かす」「激動」「振動」「震動」「動揺」などの言葉が挙げられます。

震撼の対義語

「震撼」の対義語には「冷静」「平静」「平気」「落ち着き」「沈着」「平穏」「静穏」などの言葉が挙げられます。

震撼まとめ

世間を恐怖に陥れる大事件や未曾有の自然災害などが起こり、人々がショックから震えたり大変驚くのが「震撼」です。良い意味の驚きでも使いますが、その多くは大変な惨事などで驚いた際に「震撼」となります。

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