「鎌鼬」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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鎌鼬(かまいたち)

「鎌鼬」とは「鎌を持つイタチ姿の妖怪の名前、そして突然切り傷が起こる不思議な現象」です。現代人でも幼少期などはちょっとした傷があると、「鎌鼬にやられたー」と冗談を飛ばした記憶がありませんか? それぐらいなぜか子供でも認識する存在が「鎌鼬」なのです。

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鎌鼬の意味とは

「鎌鼬」の意味は以下の通りとなります。
 (1)両手に生えた鎌の様な爪で人々を斬り付け生き血を吸うとされるイタチ姿の伝説上の妖怪。
 (2)イタチ姿の妖怪から転じて、気候変動で空気中に真空が生じた時に鎌で切られたように皮膚が裂け切り傷となる現象。
「鎌鼬」は2つの意味があり、簡単に言うなら「妖怪」と「切り傷」です。諸説ありますが、外見はイタチ姿で両手には鎌にも見える長い爪があり、つむじ風に乗って出現しては人々を切り付け生き血を吸うと伝えられています。しかし、切られた人間の方は痛みを感じず(後から激痛が生じるともされる)、出血もしないとも言われています。そんな事から特に信濃地方では悪神の仕業という説も出ています。そもそも自然現象で突然に切り傷を負ってしまう事があるのですが、妖怪の「鎌鼬」によるものと昔は信じられてきたのです。ですから、現在は迷信や喩えを含めて「妖怪に斬られた傷」でも間違いありませんが、まるで鎌で切られた様に突然皮膚が裂けるのを「鎌鼬」と言います。

鎌鼬の由来

「鎌鼬」は全国各地に迷信めいたものが残されていますが、現在は江戸時代の剣術で用いた「構え太刀」が訛って「かま(と)いたち」となり、そこから”鎌”と”鼬”に変化したと言われています。よって、鎌のような爪のイタチの妖怪は後付けで誕生したようです。

鎌鼬の文章・例文

例文1.何気なく子供の腕を見たら小さな切り傷があって心配したら、鎌鼬にやられたとしか答えず一体どうするべきか悩んでいる。
例文2.高速を走っていると愛車からは風切り音がひっきりなしに聞こえるが、自分は誰が何と言おうと鎌鼬が悪さをしていると信じている。
例文3.ツチノコと鎌鼬を発見したら懸賞金がいくら貰えるのか今から期待で胸が膨らむ。
例文4.スマホの画面がまるで鎌鼬にやられたように傷だらけで割れていて、これは修理に出さねばと思った。
例文5.寒い雪国ほど鎌鼬が多いので、ビビりな自分は絶対に近寄らないようにしている。
「鎌鼬」を使った例文となります。

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鎌鼬の会話例

  • ん? 腕から少し血が出ているな。

  • ちょっと、大丈夫ですか?

  • どこかにぶつけた記憶もないんだけど。これってもしかして…。

  • 通り魔にでもやられたんじゃないんですか? って冗談ですけど、まるで鎌鼬にやられたみたいですね。痛みはありますか?

気が付いたら腕に切り傷があったという内容です。

鎌鼬の類義語

「鎌鼬」の類義語には、「鎌風」「切り傷」「外傷」などの言葉が挙げられます。血を吸う妖怪では「吸血」「磯女」「飛緑魔」などになります。

鎌鼬の対義語

「鎌鼬」の対義語はありません。補足として”傷”の対義語は「回復」「癒える」「治癒」、”妖怪”の対義語は「人間」「人」「人物」となります。

鎌鼬まとめ

「鎌鼬」は日本で古来から伝わる鎌のような爪を持つイタチ姿の妖怪であり、その妖怪が人々を襲って切り傷が出来るとされる不思議な現象です。現在は空気中の真空によるものと理由は判明していますが、大昔は「鎌鼬」が出現したと信じられていたのです。

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