「金策」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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金策(きんさく)

「金策」とは「必要とする金銭を準備する方法や工夫」です。手元にお金がないので必要資金をどこからか集める方法となるので、どうしても生活苦など良い印象を抱けないと思います。しかし、逆に言うなら「金策に走る」のは行動力があり、まだ現状に対して諦めずに足掻いているともなります。順風満帆な人生では「金策」など気にする必要もないでしょうが、景気低迷の日本ではこのような苦しい人達が多いのです。

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金策の意味とは

「金策」の意味は以下の通りとなります。
 (1)必要な金銭を準備する。お金を工面する事。
 (2)諸事情により必要となった金銭を調達する方法や工夫。
 (3)ゲーム用語では、敵を倒したりイベントをクリアして報酬を得たり、或いはアイテム売却でお金を稼ぐ事。
「金策」は文字通りに「お金の策」として「お金を作る手段や方法」の事です。何かしらの事情が起こり、その為にお金を集める必要が迫られた際に使うというのが一般的で、例えば借金返済やギャンブル軍資金を集めるといった感じです。ですから日々の生活で不満や問題がないなら、敢えて「金策」という表現を使う必要はありません。手元にお金がないので、所持品を売ったり友人や消費者金融から借りるなどの手段を取るのが「金策」なのです。よって、どうしてもお金に困っているネガティブなイメージが付き纏う言葉であるのは事実であり、ドラマや漫画などでも経営が難しい飲食店などが月末になると「金策に走る」のはよくある設定です。裕福でお金に困っていない層は「金策」で頭を痛める必要もなく、どうしても貧しい庶民が使う事が多くなります。一方で経営が厳しい大企業などの場合は「資金調達」になり、庶民や中小企業は「金策」という形が多くなります。

金策の由来

「金策」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては平安時代中期の漢詩文集「本朝文粋」(1060年頃)などに文言が記されています。

金策の文章・例文

例文1.パチンコと競馬大好きな友人は週末になると金策に走るが、そんな借金を重ねてまでやる事がないと思うが、人生を謳歌しているとも思えて少し羨ましい。
例文2.小さな工場を営む父はいつも金策に追われ疲れ切っていたので、俺は闇カジノで働き短期間で大金を稼ぎファイアすると決めていたが、その前に警察の摘発で逮捕された。
例文3.政府には国債発行という究極の金策があるので好き勝手出来るが、本来ならここまで借金を増やし続け関わった日銀や内閣関係者はクビでは済まされないミスをしたと自覚するべきだ。
例文4.いずれはポイントや暗号資産を工面するのが金策と呼ばれるようになるだろう。
例文5.為替が大きく変動してFXや先物取引追証が発生し、冷や汗を垂らしながら金策に翻弄される個人投資家も増えただろう。
「金策」を使った例文となります。

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金策の会話例

  • あー、もう金がないなー。

  • またパチンコに負けたの?

  • パチンコじゃなくて、競馬ね。け、い、ば。あとは負けたんじゃなくて、JRAに一時的に預けているだけだから。

  • どっちにしろ、私はもう貸さないからね。それでもやりたいなら、自分で金策に走りなさいよ。車やバイクを売れば、お金を作れるでしょう!

ギャンブル好きの彼氏とその彼女の会話となります。

金策の類義語

「金策」の類義語には、「金集め」「徴収」「工面」「資金調達」「資金繰り」などの言葉が挙げられます。

金策まとめ

「金策」は何かしらの事情によって必要となったお金を集める事です。自営業者が月末に資金繰りに迫られお金の工面をしたり、或いはギャンブルなどの必要資金を集めるのが「金策」で、「金策に走る」「金策を練る」といった形で使用されます。

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