「諧謔」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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諧謔(かいぎゃく)

人から「諧謔で面白いねー!」と言われても、本人はポカーンとしてしまいますよね。それぐらい一般的に普及していない言葉が「諧謔」です。ユニークなどを意味する言葉なのですが、なかなか使う機会はないものです。そんな難解言葉の「諧謔」について詳しい解説となります。

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諧謔の意味とは

「諧謔」の意味は以下の通りとなります。
(1)冗談、洒落、ジョーク、ユニーク、ユーモアなど。
(2)おかしい言葉。滑稽な言葉。
(3)冗談、洒落、ジョーク、ユニーク、ユーモアなどの上品・高な表現法。
”諧”は「調」「やわらぐ」「冗談」「ユーモア」、”謔”は「戯れる」「おどける」などの意味があり合わせると上記の様な意味となります。現在はあまり使わない表現ですが、笑いの表現を「諧謔的」といった風に使います。また、自論も込めて補足するなら、上流階級など社会ステータスが上の人達がユニークな事を言った際に、「面白い!」や「笑えますね!」と言ったら失礼なので、「諧謔すぎておかしかったです」等と答えると無難です。因みにクラシックでは「スケルツォ」(諧謔曲)と呼ばれるジャンルがあり、元々はイタリア語で、急速な三拍子や激しいリズムなど持ち合わせ特徴があります。「スケルツォ」の意味は、冗談や気まぐれです。

諧謔の由来

「諧謔」の由来は残念ながら不明ですが、文献としてはオーストリアの精神科医で無意識研究や精神分析学の創始者であるジークムント・フロイトの著書「機知-その無意識との関係」(1905年)に文言が残されています。また、ユニークになると古代ギリシアや17世紀頃のイギリスまで遡ります。その時代の喜劇や文学などが人々を共通に笑わせ、また笑わせた事で場がむとして重要性が確立されたのです。

諧謔の文章・例文

例文1.クラス一の人気者は、どんな時でも気の利いた諧謔的な数々の言葉で大勢を笑わせる。
例文2.人気お笑い芸人がNHKのお堅い番組に出演しても、気の利いた諧謔なコメントを繰り広げるので感心した。
例文3.個人的には諧謔とは、誰も傷つけないで下品や下ネタとは違う冗談やユニークさだと思う。
例文4.大人が集まる社交場では、難易度高めの諧謔センスが要求される。
例文5.政治家は政治資金集めのパーティーでは必ず、集まった人をもてなそうと諧謔的な発言を何度か繰り返して場を盛り上げる。

「諧謔」は冗談やユニークという意味なので、その様な例文となります。

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諧謔の会話例

  • いやー、昨日の接待は気を遣って大変だった。

  • いつもとは違ったの?

  • ええ、昨日はお偉いさんが急遽飛び入りで参加して。それで、本人は面白いと思っているのか、酔うと諧謔的な発言を繰り返して、その度に我々は無理やり愛想笑いをして…。

  • それはお疲れさまです。でも、それが本当の接待だからね。

接待でお偉いさんが諧謔的な発言を繰り返して、対応が大変だったと嘆く会話です。

諧謔の類義語

「諧謔」の類義語には、「道化」「ウィット」「軽口」などの言葉が挙げられます。

諧謔まとめ

「諧謔」とは、ユニーク・冗談・洒落・ユーモアなどを意味する言葉です。実際には面白い時はこれらの表現を優先的に使い、敢えて「諧謔」を用いるのは稀ですが、昔の人や社会的ステータスが上の人は好んで使用する事も多々あります。

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