「該博」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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該博(がいはく)

「該博」とは「幅広い物事に精通している事や物知りな人」です。誰でも自分が好きな趣味的分野なら人に負けない知識はあっても、専門外となると途端に興味もなくなるので情報を入手する事もないのでますます何も知らなくなります。その一方、稀に本当にあらゆる分野に精通する「該博な人」も存在し驚く事もあるのです。

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該博の意味とは

「該博」の意味は以下の通りとなります。
 (1)物事に広く通じている。学識が広い。
 (2)専門的な知識に捉われず幅広い分野に精通している物知りな人。
 (3)幅広い学問や物事を知っている事。
”該”は「兼ねる」「備わる」「当て嵌まる」、”博”は「広い」「広く行き渡る」から、広い知識を持ち合わせているのが「該博」です。一つの分野だけ詳しいや幅広い分野の浅い知識ではなく、あらゆる分野に詳しく精通しているので、要するに本当に物事全般で詳しいスペシャリストといったところでしょう。非常に近い言葉に「博学」「博識」「物知り」などがあり、厳密には「博学」は自身が実際に学び身に付けた教養や知識、「博識」は一般知識に加えて政治経済や芸術など幅広い分野の知識、「物知り」は雑学などの知識といったニュアンスがあります。よって、「該博」はこれらの特徴を全て合わせ持っている知識人ですが、実際に使用する際にはそこまで拘らずに物事に詳しいとして「該博な人」「該博な知識」「該博さ」といった形が多くなります。

該博の由来

「該博」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代の随筆「文会雑記」などに文言が記されています。

該博の文章・例文

例文1.YouTubeでは自称該博な変わり者がここぞとばかりに浅い逆張り的な知識を披露するが、観ている方は一体誰が本当に騙されるかのチキンレース的な様相がある。
例文2.クイズ番組に出演しその無駄に該博な知識で点数を獲得して喜ぶよりも、社会に役立つ仕事をこなす労働者の方がよっぽど有益で国にも役立っている。
例文3.大企業の社長が新年恒例の日経平均や為替の予想をするが、そんなのは無意味な期待を込めた願望でしかないのだから、それよりもお得意の上流ネットワークからの情報でどの企業が倒産危機や買収される可能性が高いのか暴露した方が該博な人だと思われると助言してあげたい。
例文4.該博な人は子供の頃から勉強漬けだと想像できるが、それだけ努力した結果が若者が一切観ないテレビのコメンテーターというのは情けなくないのか。
例文5.ネットが発達すれば該博な人などは不要と思われたが、経済や雇用はさらに不安定で余計に生活が苦しくなるのは皮肉でしかない。
「該博」を使った例文となります。

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該博の会話例

  • 課長は本当に仕事ができるんだけど、それ以上に驚いたのは何でも知っている知識人なんだよね。

  • それって雑学とかも詳しいの?

  • そうそう。マジで何でも知っているよ。そういう場合って、「世界で3番目に長い川の名前は?」といった雑学を思うでしょう。それだけじゃなくて、芸術や音楽にスポーツも詳しいから凄いんだよ。

  • あなたがそこまで言うんだから、該博なんでしょうね。でも、逆にちょっと不気味だわ。

夫が「該博」な課長の凄さを妻に熱弁するが、妻には全く伝わらないという内容です。

該博の類義語

「該博」の類義語には「学問」「教養」「生き字引」「有識」「学識」「文化人」「インテリ」「知恵袋」などの言葉が挙げられます。

該博の対義語

「該博」の対義語には「物知らず」「無知」「無学」「不識」「不知案内」などの言葉が挙げられます。

該博まとめ

まるであらゆる物事の知識を頭に詰め込んでいるのが「該博」です。広く物事に精通し何でも理解している優秀な人で、一般的には「博学」「博識」「物知り」などと同じ意味合いで使用されています。

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