「親の七光り」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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親の七光り(おやのななひかり)

「親の七光り」とは、権力や名声、地位を持つ親の恩恵を子が受けることです。芸能界では、2世タレントと呼ばれる、親の七光りを受けてタレントやアナウンサーになったと言われている人も多くいて、思い浮かぶ方もいらっしゃると思います。今回はそんな「親の七光り」について解説していきます。

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親の七光りの意味とは

親の七光りとは、子供の実力ではなく、親の権力や名声、地位などによる偉大な力の恩恵を受けて成功することです。「親の光は七光り」とも呼ばれており、「七光り」とは、それだけ数が多い事、つまりは親の偉大な力を表しています。親の強力なコネを利用してアナウンサーになったり、タレントとしてテレビ番組に出演したり、親の力で有名な企業や学校に進んだりと、様々な場面においてこの言葉は用いられますが、2世タレントや、偉大な親の子供全員が必ずしも親の七光りを使って有名になっているというわけではなく、当然自身の力で今の場所に上り詰めた人も多くいます。

親の七光りの由来

親の七光りの由来にはいくつかの説があります。
一つは方角から来ているという説です。方角は大きく分けると北、北西、西、南西、南、南東、東、北東の8つに分けられます。この8つの中の1か所に子供がいたとすると、7つの方向に道があります。ここから、親に与えられた七つの道を「親の七光り」と呼ばれるようになったという説になります。
もう一つは、仏教にまつわる説です。人間が生まれたり死んだりを繰り返すとされる「輪廻転生」というものが仏教にはあり、それを6つの道に見立てて「六道(りくどう)」と呼ばれています。それと、その六道から解脱することで行くことができるとされる「仏界」があり、6つの「六道」と「仏界」を合わせた七つの世界というのも由来となったと言われています。

親の七光りの文章・例文

例文1.彼はたいして実力もないのにあの有名な企業に入社して、絶対に社長である親の七光りを利用してるだろう。
例文2.親の七光りを使わずに実力で俳優になってみせる。
例文3.親の七光りを使うも使わないも、子供の自由だ。
例文4.あの政治家は親の七光りだとよく言われている。
例文5.彼を妬むものが、彼は親の七光りだと言っているが、正真正銘実力で成り上がっている。
親の七光りを使った例文になります。親が有名だと、子供はどうしても親の七光りと言われてしまいがちですが、必ずしもそうとは限らないという事ですね。

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親の七光りの会話例

  • 最近、タレントの長嶋一茂がテレビによく出てるよね。

  • 元々はプロ野球選手だったよね。

  • 親の七光りと呼ばれていたけど、選手時代はあまり長くなかったみたいだよ。

  • でもタレントとして面白いよね。

球界を代表する長嶋茂雄氏の息子である、長嶋一茂氏について会話をしている様子です。

親の七光りの類義語

親の七光りの類義語には、「親の光は七とこ照らす」があげられます。また、親の七光りに関連する言葉で、親が有名で子供もそのまま芸能界に入ったとされるタレントを「2世タレント」と呼ばれています。

親の七光りまとめ

親の七光りとは、子供の実力ではなく、親の力による恩恵を受けて成功する人のことを表す言葉でした。親の七光りと聞くと羨ましかったり、少し妬みの感情が生まれたりなどもあるとは思いますが、たとえ親が有名であっても実力で成り上がっている人も多くいますので、軽率に親の七光りと言うのは控えた方が良いかもしれないですね。

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