「藤井曲線」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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藤井曲線(ふじいきょくせん)

「藤井曲線」とは「将棋の藤井竜王の強さを証明するAIデータでは、対局中の勝率をグラフにすると開始から終盤まで相手よりも上回ったままの右肩上がり状態になる事」です。将棋界の歴史を振り返っても歴代最強に限りなく近い若き天才棋士が藤井聡太こと藤井竜王で、史上最年少という触れ込みだけでなく、勝率や勝数ではレジェンドが持つ1位記録に肉薄し連勝記録は既に29勝を達成し歴代最多を更新しました。そんな数々の将棋記録を更新する勢いの藤井竜王の強さをAIが示したのが「藤井曲線」です。

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藤井曲線の意味とは

「藤井曲線」の意味は以下の通りとなります。
 (1)史上最年少で将棋棋士となった藤井聡太さん(藤井竜王)の強さを象徴するキーワードで、現代の将棋対局は一手毎に将棋ソフトのAIで形勢判断の勝率が表示されるが、藤井名人の場合は対局開始から相手に勝率でリードを譲らずに勝ってしまう事が多い事から名付けられた。
 (2)藤井竜王の将棋対局ではAIの示す勝率が右肩上がりで上昇していく現象となる事。
”藤井”は「プロ棋士・藤井聡太の名前」、”曲線”は「連続的に曲がっている線」で、現在のプロ棋士同士の対局では中継画面上部にAIによる勝率がリアルタイムで表示され優勢具合の判断が可能となっているが、藤井竜王の場合はこれまでの対局の多くで開始から終盤まで一度も相手に勝率で負けない右肩上がりの曲線を描いて勝ってしまう事から「藤井曲線」と呼ばれています。他の棋士同士による通常の対局ならシーソーゲームになったり終盤の逆転などがあるので、序盤や中盤の勝率はあまり意味がなかったりするのですが、藤井竜王の場合は最初からずっとAIの勝率有利となったまま勝ち終えるので、理想的な将棋を指し続ける手筋は「驚異的」とメディアや将棋関係者が表現するほどです。

藤井曲線の由来

藤井聡太さんの歴史として、2016年に14歳2か月の史上最年少でプロ入りを果たすと公式戦最多連勝記録の29連勝を達成しメディアから大注目されるようになります。その後は数々のタイトルを獲得し今や将棋界を代表する最重要棋士となったのですが、2018年頃からその成長に期待を込めて現在とは違った意味で将来展望として「藤井曲線」が使われ、2021年頃に現在の意味であるAIの勝率グラフとしてネット掲示板などに「藤井曲線」が登場し始めます。

藤井曲線の文章・例文

例文1.藤井曲線を眺めれば、今回の対局もまた藤井竜王が勝利すると誰もが予想できてしまう。
例文2.きっといずれは令の天才棋士として後世に語り継がれる存在になるのは確実な藤井竜王だが、今はそんな事を気にしないで単なる将棋ファンとして藤井曲線にも注目しつつ対局を見守りたい。
例文3.AIの分析でも藤井竜王の強さが証明される訳だから、藤井曲線とは実に見事なネーミングだ。
例文4.右肩上がりの藤井曲線となったので、この勝負も既に決まったようなものだ。
例文5.美しい藤井曲線が現れたので、対局中だがテレビから離れてトイレに行く事にした。
「藤井曲線」を使った例文となります。

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藤井曲線の会話例

  • やったー。今日はもしかしたらと思ったけど…。

  • やっと藤井曲線が本調子になったわね。これで勝率が上回ったから…。

  • この勝負は勝ったも同然だね。後は落ち着いて冷静にやれば…。

  • でも相手も藤井キラーと呼ばれる大橋棋士だから、まだやっぱり分からないわよ。

藤井竜王と大橋棋士の対局中継を見ながら会話を繰り広げる将棋好きな2人です。

藤井曲線の類義語

「藤井曲線」の類義語には同じく藤井竜王に関するものとして「藤井将棋」「藤井システム」「藤井フィーバー」「29連勝」などの言葉が挙げられます。

藤井曲線の対義語

「藤井曲線」の対義語はありません。補足として藤井竜王の苦手な対戦相手を「藤井キラー」「藤井聡太キラー」、対局中の食事を「勝負めし」、羽生九段の強さは「羽生マジック」と言います。

藤井曲線まとめ

将棋の藤井竜王の強さを示す勝率データのグラフが右肩上がりとなるのが「藤井曲線」です。AIによって対局の状況である勝敗判断を数値化すると、通常は一進一退であったり終盤の逆転から勝率判定が双方の間を行ったり来たりするのですが、藤井竜王の場合は最初から最後まで対戦相手を優っていて綺麗な右肩上がりになる事も多いので「藤井曲線」となります。

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