「立脚点」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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立脚点(りっきゃくてん)

「立脚点」とは「拠り所とする地点や根拠とする立場」です。日常生活において「立脚」は割と新聞やニュースなどで見聞きする機会が多いですが、「立脚点」は少ない表現ではないでしょうか? 物事の基盤となる地点を「立脚点」としますが、具体的な意味や使い方などの解説を始めさせて頂きます。

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立脚点の意味とは

「立脚点」の意味は以下の通りとなります。
 (1)拠り所とする地点。自分の立場を決めて拠り所とする地点。
 (2)考えたり行動する時の立場。根拠とする立場。
 (3)立脚地。
”立脚”は「立場や拠り所を定める事」「立場を決めて拠り所とする事」、”点”は「小さな印」「物事の評価や成果」「注目すべき箇所」「特定の位置」で、立場や拠り所となる地点が「立脚点」です。ある物事をその立場に基づくとする事で、基盤やベースとなる地点と捉える事も可能です。要するに自分の考えとするよりも、現実や事実などの立場とする地点から物事を定めるもので、使い方としては「現実の立脚点から…」「立脚点が異なる」「立脚点となる」「立脚点が曖昧で…」といった風になります。

立脚点の由来

「立脚点」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては太宰治の著書「東京八景」(1941年)などに文言が記されています。

立脚点の文章・例文

例文1.犯人を逮捕するには事件の立脚点を明確にして順序立てて糸口を探すしかない。
例文2.政府と国民の間ではカルトに対する立脚点が全く異なるが、それでも落とし所を模索して最後はバランスを取るべきだ。
例文3.今回の研究では独自の立脚点を解明するのに時間が取られてしまった。
例文4.世界視点からの現実の立脚点から判断するなら、日銀のゼロ金利政策とはミクロ的には正しいところもあるが、マクロ的には外国からのマネーゲームに狙われる可能性がとても高く自国通貨である円の為替相場はオモチャとして絶好の投機対象になってしまうのを見誤ったのでその責任は果たすべきだ。
例文5.時には立脚点を見つめ直すのも大事だと分かっているが、もうどうしようもない。
「立脚点」を使った例文となります。

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立脚点の会話例

  • なぜ今回の仕事を失敗したと思う?

  • それは私が仕事が出来ないからで、間違いにいつまでも気付かなかったからです。

  • それもあるけど、最初の立脚点から失敗していたんだよ。

  • えっ、それはどういう事ですか?

職場にて、先輩男性が仕事の失敗をした後輩女性に注意をしています。

立脚点の類義語

「立脚点」の類義語には、「地盤」「根拠地」「ベース」「依拠」「土台」「足場」などの言葉が挙げられます。

立脚点の対義語

「立脚点」の対義語はありません。補足として”立脚”の対義語は「思い付き」「ひらめき」「発想」、”点”の対義語は「面」「線」「滅」などの言葉が挙げられます。

立脚点まとめ

「立脚点」は考えたり行動する際の立場の事で、ベース・根拠・拠り所といった意味合いに非常に近いところがあります。「立脚」を強調する際などに「立脚点」とした使い方もされ、何かと多く使われる表現となっています。ニュアンスとしては「基づく」「依拠」の別表現として「立脚点」が使われます。

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