「窮鼠猫を噛む」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)

弱者による反撃、ピンチからの攻勢などの際に「窮鼠猫を噛む」という諺が使われます。人生の逆転劇のようでもあり、この諺が特別に好きという方も多い事でしょう。かく言う私もその一人で、何かと勇気付けられますよね。そんな「窮鼠猫を噛む」について、詳しく解説をさせて頂きます。

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窮鼠猫を噛むの意味とは

「窮鼠猫を噛む」の意味は以下の通りとなります。
(1)通常なら猫に追い詰められた鼠はそこで終わりだが、そこから鼠が猫に噛みつくという反撃をする事から、弱い者も強者に向かい反撃をしたり、逆襲をするべきという喩え。
(2)弱者も逃げずに立ち向かうべき、立ち向かえ。また、諦めないで必死に反撃をして苦しめろという教訓や激励的なもの。

「窮鼠猫を噛む」という諺はよく使われますが、実際にはその後の顛末や結末がどうなるのか? そこまでは求めていない諺です。要するに、どんなにピンチになっても諦めないで次なる策を出す。逃げてばかりいないで、時には強者に向かって反撃をするのも必要という意味がある言葉です。”窮鼠”は、追い詰められ逃げられない鼠で、”猫”や”噛む”はそのものの意味です。この二つを合わせて上記の様な意味になり、実際に逃げ場を失った鼠は時には猫に噛みつく事があるとされています。

窮鼠猫を噛むの由来

「窮鼠猫を噛む」の由来は、古代中国の討論会(塩鉄会議)を記録した「塩鉄論」の「詔聖」にある一文が由来とされます。

窮鼠猫を噛むの文章・例文

例文1.苛められっ子が反撃をするのは、世界各地の小学校などである典型的な窮鼠猫を噛むのパターンだ。
例文2.窮鼠猫を噛むの精神があれば、社会に出てからの苦労も耐えられるものだ。
例文3.日本がアメリカに従わない事があれば、国際政治版の窮鼠猫を噛むとなるが、当面は有り得ないだろう。
例文4.窮鼠猫を噛むとは、弱者が思わぬ反撃をする事があるので、強者や勝っている方も最後まで油断をしてはいけない。
例文5.現実としては、窮鼠猫を噛むとは最後の破れかぶれの作戦みたいなもので、結局は失敗に終わる事が多い。

「窮鼠猫を噛む」を使った希望を持たせるもの、国際政治、現実的なものに分けた文章例です。

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窮鼠猫を噛むの会話例

  • 子供の頃は苛められていたから、窮鼠猫を噛むという諺に勇気を貰っていたよ。

  • 私も苛められていたけど、窮鼠猫を噛むはちょっと違う気がするなー!

  • どこが違うの? もしかして、怖くて、反撃など出来ないって言わないよね。それは実際そうだけど、気持ちだけでも持とうって解釈しなかった?

  • 怖くて反撃できないって、本心じゃない。だから、運動部に入ったりして体を鍛えたのを覚えているよ。

子供時代に苛められていた二人が、「窮鼠猫を噛む」について見解を述べています。

窮鼠猫を噛むの類義語

「窮鼠猫を噛む」の類義語には、「背水の陣」「鼬の最後っ屁」などの言葉が挙げられます。

窮鼠猫を噛むまとめ

「窮鼠猫を噛む」とは、弱者である追い詰められた鼠が、そのピンチを脱出する為に強者である猫に反撃する事から、立ち向かえや逃げずに諦めるなという教えや喩えとなる諺です。古代中国の討論会「塩鉄論」を由来とする、日本でもあまりにも有名な諺の一つです。

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