「泣く子と自頭には勝てぬ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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泣く子と自頭には勝てぬ(なくことじとうにはかてぬ)

「泣く子と自頭には勝てぬ」とは「泣いている子供のようにわがままな人や、自頭のように権力のある人には勝てないため、大人しく従う」という意味を指しています。社会人になると、自分よりも立場が上の人に無茶ぶりのような指示をされることもあると思います。そういった時に説得をするのを諦めて、指示に従うこともあると思います。そういった時に「泣く子と自頭には勝てぬ」と使えます。今回はそんな「泣く子と自頭には勝てぬ」について解説を行います。

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泣く子と自頭には勝てぬの意味とは

「泣く子と自頭には勝てぬ」とは「泣いている子供のようにわがままな人や、自頭のように権力のある人には勝てないため、大人しく従う」という意味を指しています。また「自頭」の読み方は「じとう」と読みます。泣いている子供は聞き分けがないかったり我儘だったりします。地頭は権力を持っている人を指しており、権力で横暴な態度をとる人間になります。そういった人には、いかに論理的に話してもどうもできず、泣き寝入りするしかありません。その状況を表していることわざになります。また「自頭(じとう)」以外の呼び方をしてしまうと、意味合いが変わってしまうため注意が必要です。

泣く子と自頭には勝てぬの由来

泣く子は泣いている子供を指しており、自頭は昔の権力者を指しています。平安・鎌倉時代に租税を徴収したり、役務を割り当てたり、盗賊などを取り締まったりする人物を自頭と呼んでいました。またこの自頭は権力をカサに着て、横暴な振る舞いをしていました。そして、そんな横暴な振る舞いをされても、町民は泣き寝入りするしかできませんでした。それと、物を欲しがって泣いてしまう子供も同じで、泣いている子供とやりたい放題している自頭はどうしようもできない、というところから「泣く子と自頭には勝てぬ」という言葉が生まれました。

泣く子と自頭には勝てぬの文章・例文

例文1.上司に高圧的に責められるが、泣く子と自頭には勝てぬというため我慢した。
例文2.子供が可愛くて泣かせたくない、泣く子と自頭には勝てぬと言うし、全部買ってあげよう。
例文3.泣く子と自頭には勝てぬというが、それが通じるのも幼稚園までだ。
例文4.もうあの上司はダメだ、泣く子と自頭には勝てぬというし適当に合わせておこう。
例文5.孫が泣いておねだりすると全て買ってあげる祖父母は、まさに泣く子と自頭には勝てぬを体現している。
様々な「泣く子と自頭には勝てぬ」についての例文となります。

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泣く子と自頭には勝てぬの会話例

  • あの上司は本当に話が通じない。

  • たまにいるよね、ずっと高圧的な人

  • そうそう、できうる限り目を付けられないように、ハイハイって返事だけはしてるよ。

  • 泣く子と自頭には勝てぬっていうし、耐えるしかないかもね。

同期と上司に対する不満を話している会話。

泣く子と自頭には勝てぬの類義語

「泣く子と自頭には勝てぬ」の類義語には、「長い物には巻かれろ」「勝てば官軍」などの言葉が挙げられます。

泣く子と自頭には勝てぬの対義語

「泣く子と自頭には勝てぬ」の対義語には、「鶏口となるも牛後となるなかれ」「一寸の虫にも五分の魂」などの言葉が挙げられます。

泣く子と自頭には勝てぬまとめ

あまり使いたくないことわざですが、社会に出ると使えるタイミングが多くなるようなことわざだと思います。横暴なことを言われた時や、子育てをしている時など、どうしても泣き寝入りしてしまう事が増えます。そんな時には、このことわざを思い出して、こうなってしまっては仕方がない。と諦め受け入れるのも一つの手かもしれません。今回はそんな「泣く子と自頭には勝てぬ」について解説を行いました。

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