「来年の事を言えば鬼が笑う」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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来年の事を言えば鬼が笑う(らいねんのことをいえばおにがわらう)

「来年の事を言えばが笑う」とは「予測不可能と分かってもあれこれと来年どうなるか口にするのは無意味で、でも笑ってしまうという事」です。愚かだと分かっていても、明日や1週間後などの未来を色々と考えてしまうものですよね。それは純粋に楽しさと不安からですが、冷静になれば無意味だと頭では分かっています。そんな事実を改めて説いている諺が「来年の事を言えばが笑う」です。

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来年の事を言えば鬼が笑うの意味とは

「来年の事を言えばが笑う」の意味は以下の通りとなります。
 (1)来年どうなるかは誰にも分からず、軽率に口にするべきではないという喩え。
 (2)明日が分からないのに来年などは知る由もなく、だから将来の予測は無意味でしてはいけない事。また、あれこれ来年の事を言っても何も始まらないとする教訓。
 (3)予測不可能な来年の事を言うと、ですら呆れて笑ってしまうという喩え。
 (4)「来年の事を言うとが笑う」「来年を言えばが笑う」なども同義。
簡単に言えば、「未来予測は不可能」となるのが「来年の事を言えばが笑う」です。明日ですら何が起きるか誰にも分からないのに、さらに先の出来事である来年などは到底不可能で、そんな事を真剣に語ればですら思わず失笑してしまいます。ですから深掘りすると、来年の事などは一旦忘れて今を考え生きるべきという教訓とも受け取れます。また、来年の事を真面目に話すほど人は呆れて離れてしまう事もあるので、あまり口にしない方が無難で賢いという事です。

来年の事を言えば鬼が笑うの由来

「来年の事を言えばが笑う」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては幕末から大正時代にかけての詩文家・石川鴻斎の著書「夜窓談」などに文言が記されています。

来年の事を言えば鬼が笑うの文章・例文

例文1.朝から赤鉛筆片手に必死で競馬予想をしていたら、妻からあなたには来年の事を言えばが笑うと言っても無駄よねと蔑んだ目で見られた。
例文2.来年の事を言えばが笑う事について、コロナ禍に喜んでテレビ出演してはウイルスを煽りワクチンの安全性や正当性を訴えた大学病院の教授達に問い質してみたいものだ。
例文3.来年の事を言えばが笑うとは詐欺師と熱心な生徒には通用せず、どれだけ親身になって「儲かっていると豪語する投資家は怪しい」と教えても有料セミナーに大金を注ぎ込み、簡単に儲かると錯覚するのだから力説しても拍子抜けをする。
例文4.来年の事を言えばが笑うだが、明日の天気予報ぐらいは現代人として信じさせてくれ。
例文5.先進国はどこもどん詰まり状態だが、かと言って途上国や狂った北の大国に世界全体を引っ張る力がないので、来年の事を言えばが笑うかも知れないが今後もアメリカ主導で未来永劫まで突き進むのが唯一の策なのだろう。
「来年の事を言えばが笑う」を使った例文となります。

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来年の事を言えば鬼が笑うの会話例

  • うーん、来年ねえ。そうだマイホームでも買うか!

  • そうよね。築50年ぐらいのマンションなら相当安いんじゃない?

  • おいおい、冗談はよしてくれよ。新築だよ新築、どうせ買うなら勢いよく造り立てで完成したばかりの物件を狙おう。

  • それこそ冗談はよしてよ。もしかして私が購入した年末ジャンボを期待していない? 来年の事を言えば鬼が笑うじゃないけど、間違いなくこれからも宝くじは絶対に当たらないわよ。

マンション購入を夢見る夫婦の現実離れした会話やり取りです。

来年の事を言えば鬼が笑うの類義語

「来年の事を言えばが笑う」の類義語には「三年先の事を言えばが笑う」「三日先の事を言えばが笑う」「明日の事を言えば天井で鼠が笑う」「来年の事を言えば烏が笑う」「一寸先は闇」「捕らぬ狸の皮算用」などの言葉が挙げられます。

来年の事を言えば鬼が笑うの対義語

「来年の事を言えばが笑う」の対義語には「昔の事を言えばが笑う」「が笑う」などの言葉が挙げられます。

来年の事を言えば鬼が笑うまとめ

どうなるか分からない来年など未来の事は口にするべきではないという教えが「来年の事を言えばが笑う」です。将来とは誰にもどうなるか分からず、憶測で物事を予測したりあれこれと言うのは滑稽であり、でもおかしくて笑ってしまうと説いています。

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