「擬人化」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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擬人化(ぎじんか)

「擬人化」とは、最近はアニメや漫画などで度々目にする表現となります。本来は、人間でない生き物を人間に見立てるもので、そのルーツを辿ると宗教の神様に行き当たります。しかし、最近はアニメや漫画の「擬人化」が大人気で、少女キャラと動物などを合体させた作品が大ヒットとなっています。そんな背景も含めて、「擬人化」について調べてみました。

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擬人化の意味とは

「擬人化」の意味は以下の通りとなります。
 (1)人間以外の生き物などを人間とした表現方法。
 (2)動植物や無生物、事柄、概念、神仏などを人間や人間同様の姿にさせる表現。
 (3)アニメなどは「萌え擬人化」と呼ばれ、人間以外の生物に萌え要素を結び付けた表現。
「擬人化」とは本来、宗教と結びつきが深い言葉でした。信仰とは人類の歴史でもあり、神の姿を想像する内に、いつしか想像上の姿が多くの人々に共通認識となり、数多くの神様が存在するようになったのです。それらの神の姿は多様で、これが「擬人化」のルーツとなります。しかし、近年は特にアニメファンにとってはお馴染みな表現法として定着し、幼女キャラが動物などに「擬人化」するだけでなく、”細胞”や”都道府県”や”鉄道”などその対象となる物が何でもありな状態にまで進化しています。この様な状態はアニメに縁遠いとついていけない世界観ですが、ファンにとってはこれ程魅力的な異次元ワールドもないようです。

擬人化の由来

「擬人化」の歴史は古く、遡るとキリスト教やギリシャ神話、ヒンズー教など殆どの宗教では「擬人化」された何かしらのものが存在する程です。あまりにも多く、そして歴史深いのでどこを起源とするか難しいですが、明確な作品としてならイギリスの詩人・ジョン・キーツの「秋に寄せて」(1819年)で、季節の秋を擬人化させた詩として大変有名です。日本のアニメにおいては「萌え擬人化」のはじまりとされる作品は「びんちょうタン」(2004年)とされ、この作品がヒットして数々の擬人化アニメが誕生しました。

擬人化の文章・例文

例文1.擬人化のアニメに嵌まってしまい、昨日も徹夜でいくつもの作品を観てしまった。
例文2.擬人化のアニメ歴史は古く、ミッキーマウスや機関車トーマスなどもその代表例である。
例文3.形あるものだけでなく、概念など実体がないものも擬人化できるので可能性が無限大だ。
例文4.擬人化アニメに嫌悪していた妹が、最近はその魅力に嵌まっているようだ。
例文5.私が愛犬に毎日話しかけるのも、もしかしたら擬人化されて人間のような会話が出来ると夢見ているからかも知れない。

「擬人化」の解説のような例文です。

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擬人化の会話例

  • 最近、変わったアニメに嵌まっているそうですね?

  • そうなの。面白いよ「はたらく細胞」とか「文豪ストレイドッグス」。

  • それって、全部擬人化作品ばかりじゃないですか(笑)。

  • そうだよ。擬人化の歴史は古く今は大人気だから、バカにしたら許さないよ!

「擬人化」のアニメに嵌まる女性と、それに驚いた男性の会話です。

擬人化の類義語

「擬人化」の類義語には、「人格化」「化身」などの言葉が挙げられます。

擬人化まとめ

「擬人化」は元々はキリスト教などの宗教における、存在しない神の姿を想像したものやギリシャ神話などが始まりとされますが、現在の特に日本のアニメ界においては人気作品の一つのジャンルとして確立されています。これまでよくある動物などの擬人化だけでなく、細胞や都道府県などこれまでの常識では考えられない対象までが「擬人化」され人気作となっています。

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