「戦く」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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戦く(おののく)

一見読めそうで読めない「戦く」。しかし皆さんも必ず耳にしたことがある言葉で、知らず知らずのうちに使っている人もいるかも知れません。今回はそんな読めそうで読めない常用漢字「戦く」について解説していきたいと思います。適切に覚えて、上手く使えるようにしましょう!

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戦くの意味とは

まず「戦く」とは「おののく」と読みます。意味は「恐ろしさ、寒さや興奮などのために、からだや手足が震える」という意味です。何かにびっくりしときや、何かに怯えて体がつい震えてしまう様子を表す場合に「おののく」を用います。「恐れおののく」「震えおののく」という表現も存在しますが、「おののく」をより強調した表現になります。

戦くの由来

「戦」という漢字は「戦う」「戦争」という言葉で一般的に使われますが、中国から日本に伝わってきたときには「身が震える」という意味も持っていました。そこから「おののく」は昔から使われていた言葉なので、「おののく」に「戦」という漢字が当てられるようになりました。

戦くの文章・例文

例文1.あまりの恐怖に彼は戦いてしまった。
例文2.この話をしたら、きっと彼女も期待のあまり戦くだろう。
例文3.慌て戦く心は潮のように荒れ狂いながら青年の方に押寄せた。
例文4.ひたわななきに戦く、猟夫の手に庖丁を渡す。
例文5.日の光りに照らされて、鮮紅に、心臓のごとく戦くのを見ても、また微風に吹かれて、羞らうごとく揺らぐのを見ても、かぎりない、美しさがその中に見出されるであろう。
「戦く」を使った日常的な表現から小説に用いられる表現です。

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戦くの会話例

  • 最近、真夜中に玄関のドアから音がするんだよね…

  • え、誰かのイタズラ?

  • 最初はそう思ったんだけど、玄関前のカメラを見ても誰も居ないし、どっちかっていうとドアの内側から音が聞こえるんだよね…

  • 恐怖のあまり戦てしまったわ

「戦く」を使った怪奇現象についての会話です。

戦くの類義語

「戦く」の類義語には、「戦慄」や「 慄然」などが挙げられます。

戦くまとめ

「戦く」とは「恐ろしさ、寒さや興奮などのために、からだや手足が震える」という意味でした。恐怖以外にも寒さといった気温や、機体などの興奮にも使える表現なので、覚えて損はないと思います。ぜひ、幽霊や怪奇現象に遭遇したときには積極的に使ってみましょう。

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