「地を払う」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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地を払う(ちをはらう)

「地を払う」とは「ほうきで地面を掃く事から、全てが綺麗に無くなるや廃れる事」です。一見すると単に地面を払うだけの言葉と思いますが、実は仏教とも関連がありそうで何やら深い意味があるのではと勘繰りたくなるりますよね。「地を払う」と「全てが無くなる」はかなり意味深で、まるで現在の我々に向けたメッセージのようにも思えてしまいます。それでは詳しい解説に入らせて頂きます。

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地を払うの意味とは

「地を払う」の意味は以下の通りとなります。
(1)何も残らずに全てが無くなる喩え。
(2)全てが廃れてしまう事。
(3)ほうきで地面を掃き清める事から、転じて、すっかり無くなってしまう事。
(4)「地を掃う」とも書き同義。
”地”は「地面」「大地」「土地」「基礎」「下地」「肌」「性格」「布地」、”払う”は「不要なものを取り除く」「脇へやる」「押さえつける」「金銭を渡す」「取り去る」などで、地面をほうきで掃いて不要なごみを取り除くと周囲は綺麗になるので、そこから全てが無くなるといった意味合いになるのが「地を払う」です。”払”はそもそもは”祓”とされ、仏教の神に祈る事や汚れや災いを取り除くのが始まりとされます。よって、仏教と非常に繋がりがある言葉なので、現在も畏まったり大きな事柄の表現で特に「地を払う」を使う傾向があります。例えば、「神が住むこの地に絶望が襲い全ては地を払うように消えてしまった」「人口が減っていくのでATMや病院が地を払ってしまうのも必然だ」といった風になります。よって、消え去るや無くなるとなるので、どこか物悲しく寂しい感がどうしても出てしまいます。

地を払うの由来

「地を払う」の由来は中国前漢時代の歴史書「漢書」の「魏豹伝賛」となります。文献としては平安時代後期の公・藤原師通の日記「後二条師通記」(1089年)などに文言が記されています。

地を払うの文章・例文

例文1.国民に募る不満を全て地を払う為、政府は10万円給付を決定したが迷走と揶揄されるだけだろう。
例文2.派遣社員やパートに税金や借金だけが増え続け、最後は跡形もなく地を払う事態に陥ってからやっと愚策だったと気が付くのだろう。
例文3.地を払う事になってマイホームから愛車まで何もかも売り叩かれたが、どこかでもう一度再起できると楽観視しているのだから、前向きな性格の自分に驚くばかりだ。
例文4.命知らずな悪友と出会ったばっかりに、俺まで地を払う人生を歩む事になってしまった。
例文5.大規模な分譲地が出来るというのは、その土地で代々住んできた人達に対して地を払うように追い出したのと等しいが、マイホーム購入者は何も気にしないで家族愛や平に優しさを子供に教えて幸せだと悦に入る。
主に何かが無くなったとして「地を払う」を使った例文です。

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地を払うの会話例

  • この辺りは俺が昔住んでいたところなんだけど…。今は何もないな。

  • そうね。すっかり寂れてしまったわね。

  • あまりにも住民が減り過ぎて、行政もやりようがないんだろうな。ここまで地を払ってしまうと、新しく住んで生活をする人もいないし、本当に大変な時代だよ。

  • 私の実家も同じようなもの。っていうか、どこの地方もこんな風だから仕方ないわよ。

夫婦で夫の地元を久しぶりに訪れたが、想像以上に寂れてしまいショックを受けているという内容です。

地を払うの類義語

「地を払う」の類義語には、「無くなる」「消失」「煙のように」「消去」「吹っ飛ぶ」「枯渇」「根絶」「撲滅」などの言葉が挙げられます。

地を払うの対義語

「地を払う」の対義語には、「追加」「生成」「出現」「発生」「現存」「創出」などの言葉が挙げられます。

地を払うまとめ

「地を払う」はほうきで掃き清める事から、跡形もなく全てが無くなるや廃れてしまう喩えです。面影なども残さず全て消えてしまう感じで、どこか物悲しく切なさを漂わせる言葉となっています。

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