「前途多難」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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前途多難(ぜんとたなん)

「前途多難な道のり」といった風に使われているのを聞いたことがないでしょうか。長い道のりの最初の一歩のところでなかなかうまくいかず、てこずってしまったりし、これからのことが不安になるようなときにこの言葉を用います。では、この言葉の詳しい意味などはみなさんご存じでしょうか。
ご存じの方もそうでない方も一度詳しく見てみましょう。

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前途多難の意味とは

前途多難の意味とは、「これから先に待ち構えている数多くの困難や災害を推測すること」を指します。

前途多難の由来

「前途」とは、これから先のことを意味し、「多難」とは多くの難関、容易に成し遂げられないことを指しています。現在においての困難というよりも、これからの困難に対して先が思いやられるようなイメージの場合に用います。

前途多難の文章・例文

例文1.これからの道のりは、前途多難な道のりになってしまった。
例文2.ある程度決まっている正攻法よりも前途多難なほうがやる気が出るタイプのようだ
例文3.男の浮気癖が治っていないことからも前途多難な恋を彼女はしていると思う
例文4.リレーで序盤に転んでまい、前途多難なスタートを切った
例文5.前途多難な物事のほうが、後の経験に生きてくると思う
前途多難という言葉は、漢字の通りでとても分かりやすい四字熟語ですね。

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前途多難の会話例

  • さあ、長距離走が始まりました!ああーっとしかし、先頭の選手がこけてしまいました!

  • これは、これからのことを考えると前途多難ですね。選手は大丈夫でしょうか?

  • なんとか立ち上がり、レースを再開しています。しかし、先ほどの転倒はタイムに響きますねー。

  • それでも、きっと彼ならやり遂げてみせるでしょう。新記録更新の偉業を。

長距離走などでスタート時に遅れてしまうとなかなか取り戻すのが難しく、多難な状況に陥ってしまいます。

前途多難の類義語

前途多難の類義語として、「いばらの道」「暗雲低迷」などがあげられます。

前途多難まとめ

先行きのことを案ずる言葉はほかにも「前途洋々」などが挙げられます。この言葉の意味は、前途多難とはまた異なった意味です。
人生において、苦労しない人という人はほとんどいないでしょう。大なり小なりみんななにかに苦労してここまで歩んでいることと思います。しかし、そういった経験は無駄にはならず、いつか自分のために役立つでしょう。
前途多難な人生のほうが、とても得難い経験をし、よりよいい人生になるでしょう。

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