「凍て空」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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凍て空(いてぞら)

「凍て空」とは「とても寒い冬の日の空模様」です。本当に寒いと吹き付ける風を避けようと背中は丸くなり、下を向いて歩きますよね。地面ばかりを見ていますが、ふと見上げる空は不気味な感じがして、そんな様を表しているのが「凍て空」です。

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凍て空の意味とは

「凍て空」の意味は以下の通りとなります。
 (1)凍り付くように寒い冬の日の空。寒天。寒々とした冬の空。
 (2)真冬の空模様を表現する言葉。冬の季語。
 (3)「凍空」も同義。
”凍”は「凍るほど寒い」「凍るように冷たい」「寒さで体の感覚を失う」という意味で、それぐらい寒い日の空となるのが「凍て空」です。冬でも特に寒く感じたり、あまりにもの寒さから思わず空を見上げるといったニュアンスになります。また、強風や吹雪の場合は強調するように「寒い」よりも「凍える」となるので、そんな荒れた空模様とも感じ取れます。要するに、冬の日でも一段と寒く凍えるような感覚に陥る時の空、又は実際に吹雪が吹いていたり今にも吹きそうな空模様となります。

凍て空の由来

「凍て空」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては大正から昭に活躍した俳人・飯田蛇笏の俳句などに文言が記されています。

凍て空の文章・例文

例文1.憧れの北海道に越してきたが、想像以上の寒さの洗礼に早くも地元に帰りたくなり、もう凍て空も見たくないと思ってしまっている。
例文2.凍て空の下を何日も何十時間も歩いて、やっと国境に辿り着いたが、そこで別の中国人ブローカーにまた賄賂を要求され、この国は誰もが腐っていると思い知らされた。
例文3.今頃はどこかの宰相もまるで凍て空のような冷え切った国民感情に恐怖心を抱いているだろうが、それが日本の真の姿だ。
例文4.今日は昼から天気が激変し、タワマン最上階からは空が近いので一層と凍て空だと感じ取れる。
例文5.金も希望もなく、歩き疲れたので座って見上げる景色はどこまでも凍て空だが、実はそこまでショックでもなく逆に清々している。
「凍て空」を使った例文となります。

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凍て空の会話例

  • 失敗したなー。今日はダウンを着てくれば良かったよ。

  • 昨日よりも5度ぐらい低いそうですよ。

  • えっ、そんなに寒いの? 確かに空がいつもと違って、不気味な色をしていたな。

  • 凍て空の時はダウン着用が必須ですよ。

「凍て空」で寒いと嘆く会話内容です。

凍て空の類義語

「凍て空」の類義語には、「冬天」「冬空」「幽天」などの言葉が挙げられます。

凍て空の対義語

「凍て空」の対義語には、「炎天」「夏空」「夏天」などの言葉が挙げられます。

凍て空まとめ

「凍て空」はあまりにも寒い日の冬の空を表現した言葉です。寒空や寒天も同じく冬の空ですが、より凍えるような寒さを表しています。寒さのあまりに身も心も凍ってしまいそうで、そんな日の空模様が「凍て空」です。

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