「フロッピーディスク」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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フロッピーディスク(Floppy disk)

「フロッピーディスク」とは「1980年代に主流だったコンピュータのデータを保存する為の磁気ディスク」です。現在はパソコンですら売上低迷の不人気になり、スマホで写真撮影から連絡にネット閲覧など全てを網羅します。画像や動画などのデータ保存も内部ストレージやマイクロSDやクラウドですが、かつてのCDやDVDすら存在していなかった時代に誕生したメディアが「フロッピーディスク」でした。ワープロやパソコンなどでは絶対に必要不可欠な存在価値を発揮していたのですが、残念ながら時代の波の呑まれて今や化石のようなメディアとなっています。

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フロッピーディスクの意味とは

「フロッピーディスク」の意味は以下の通りとなります。
 (1)1980年代のコンピュータに採用されていた薄い磁気ディスクをプラスチックで防護した記憶媒体。
 (2)HDDや小型メモリーカードなどが登場する前の一昔古い記憶メディアで、当時主流だったNECパソコン「PC-9800」シリーズなどに採用された事から広く普及した。
 (3)略した「フロッピー」「FD」、「ディスケット」「フロッピーディスクメディア」なども同義。
”フロッピー”は英語表記「floppy」から「柔らかい」「柔軟」、”ディスク”は「disk」から「円盤」「円板」で、そこから柔らかくて円盤型の「磁気ディスク」が「フロッピーディスク」となります。そもそも「磁気ディスク」とは「フロッピーディスク」以外にも「ベルヌーイディスク」や「スーパーディスク」などに現在も主流である「HDD」(ハードディスクドライブ)などがあり、これらの総称です。しかし、「HDD」は記憶媒体が取り外せないのに対し、「フロッピディスク」は取り外し可能なので一見すると便利ですが、埃や衝撃に極めて弱い致命的な欠点があり読み書きが出来なくなる事も多く、また90年代になると時代が大容量化を要求した事からCDやDVDなど「光ディスク」や「USBメモリ」が主流となり、急激に存在価値が無くなっていきます。サイズは違っても「フロッピーディスク」の場合ではどれもデータ容量は僅か1.4M程度と、現在ではMP3を1曲ですら保存不可能なので時代の流れを感じさせます。よって、今では完全に忘れ去られた記憶メディアでありコンピューター黎明期の産物だったのですが、2022年5月に突如世間を賑わすホットワードになります。それは山口県阿武町で新型コロナの給付金4630万円が誤送金される事件が起こり、町役場と銀行間でのデータやり取りに「フロッピーディスク」が使われていたと報道されたからです。SNS世代だけでなく中高年からも「フロッピーディスク」とは一体何なのか? なぜ未だに現役で使用しているのか? といった驚きや呆れなどの声が噴出し、改めて事件とは違った形で脚光を浴びたのです。

フロッピーディスクの由来

「フロッピーディスク」は1967年に米カリフォルニアのIBM研究所で世界で初めて開発され、1972年に8インチの大きさで発売されるとその後は、1976年に5.25インチ、1982年に3.5インチと小型化された製品が発売され当時のコンピュータには必須の記憶媒体でしたが、1990年代になるとCDやUSBメモリが登場して、2000年代になるとほぼ役目を終了した懐かしのメディアという位置付けになりました。

フロッピーディスクの文章・例文

例文1.「昔はフロッピーディスクをパソコンに入れてゲームをやっていた」と父が嬉しそうに語り出した。
例文2.あと10年もしたら現存するフロッピーディスクは貴重価値としてメルカリなどで高値で取引されるかも知れない。
例文3.部屋にはフロッピーディスクや当時のパソコンにブラウン管テレビなどがらくたで溢れているが、友人知人にはミニマリストと嘘を吐いて時代に迎合した先端男のフリを偽っている。
例文4.フロッピーディスク時代のオタクはこんな小容量に貴重なデータを保存してニヤニヤしていたのかと思ってしまった。
例文5.山口県阿武町の給付金誤送金で田口容疑者もフロッピーディスクドライブが内蔵されたパソコンを使ってADSL回線で海外カジノやネットバングを利用していたら、これほど奇妙な事件はなく世界規模で報道されただろう。
「フロッピーディスク」を使った例文となります。

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フロッピーディスクの会話例

  • じゃあ、これをいつも通り銀行に届けてくれる?

  • はい、分かりました。確かにフロッピーディスクを預かりました。

  • よろしく頼むからね。これは住民の大切な個人情報が入っているから、無くしたら一大事だよ。だから、敢えて今の時代でもフロッピーディスクを使う訳だから。まさか、そんな重要データがフロッピーに入っているとは誰も気が付かないだろ。

  • 課長は流石です。裏の裏を行きますね。でも、もし前代未聞の大事件が起こったら、その時はフロッピーも大きく取り沙汰されそうで…。もちろんそんな事は絶対に絶体にありませんけど…。

今時珍しい「フロッピーディスク」を業務で使用している役所の上司と部下の会話内容です。

フロッピーディスクの類義語

「フロッピーディスク」の類義語には、「メディア」「フラッシュ」「メモリ」「媒体」「記録メディア」「MO」などの言葉が挙げられます。

フロッピーディスクの対義語

「フロッピーディスク」の対義語には、「ハードディスク」「固定ディスク」などの言葉が挙げられます。

フロッピーディスクまとめ

「フロッピーディスク」はコンピュータ黎明期に使用されていた薄いプラスチックで磁気ディスクを保護していた記憶媒体です。アメリカの最大手IT企業「IBM」が1967年に開発し、70年代から発売開始されると当時は画期的だったので瞬く間にパソコンなどに採用されました。しかし、記憶容量が僅か1.4MBという事もあり、90年代からの本格的なIT化の流れで様々な大容量メディアが登場をするとその役目は終える事になります。

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