「フェア」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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フェア(Fair)

「フェア」とは「公平や平等からイベントや野球のフェアボールという意味の言葉」です。本来は英語の「フェア」ですが、最早カタカナ語と言っても遜色がないぐらい日常に溶け込んでいます。特にスポーツの世界では、公平や公正に透明性といった観点で「フェアプレー」から「フェアな勝負」「フェアじゃない」に「フェアかファウルか?」など、実に様々な「フェア」が飛び交っています。さらにイベントとして「ケーキフェア」「物産フェア」「ブライダルフェア」等々の使い方もあります。それぐらいあまりにも生活と密着している「フェア」についての解説となります。

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フェアの意味とは

「フェア」の意味は以下の通りとなります。
(1)公平。平等。正しい。道義的に正しい。公明正大。アンフェアではない。
(2)規則に適っている。
(3)野球用語でフェアグラウンドに入った「フェアボール」の略。
(4)博覧会。見本市。展示会。行事としての市。
(5)美人。
「フェア」は英語の「fair」からなる言葉で、大きな意味合いとしては公平や平等といった公明正大に関する事と、博覧会や催し物といったイベントや祭的な行事としての「市」とする二つの意味があります。そして、野球用語として打者が打ったボールがフェア領域でプレー続行となる「フェアボール」を略した言葉であり、美人や規則に適っているといった意味合いもあります。最も一般的なのは公明正大としての「フェア」で、物事を平等に扱う姿勢や考えであり、例えば教師や両親が教え子や兄弟を分け隔てなく接する事です。誰かを特例として贔屓に扱うと、それ以外は不平等から面白くないと思うので、それが亀裂や軋轢を生むのです。実際の使い方としては、「フェアじゃない」「アンフェア」といった否定する形から、スポーツなどで正々堂々と公平な勝負として「フェアプレー」「フェアな勝負」「フェアプレーの精神」、イベントは「チョコレートフェア」など「〇〇フェア」といった風になります。さらにはゴルフの「フェアウェー」や公正な取引やスローガンとして「フェアトレード」といった使い方もされますし、イギリスのシェトランド諸島には「フェア島」もあります。

フェアの由来

「フェア」の由来はラテン語「feria」と古代ゲルマン語「fagraz」の二つからとされています。「feria」は博覧会や見本市といった意味合いがあり、「fagraz」は元々は美人や綺麗といった意味でそこに公平や公正が後から追加され、この二つを合わせて現在の「フェア」となったので複数の意味合いを持つ言葉となりました。

フェアの文章・例文

例文1.少年漫画に掲載される王道ストーリーのスポーツ作品は、いくら漫画と云えども作中ではフェアな勝負をしないとファンから失望されるので、結果的にはどれも似たような退屈な中身になる。
例文2.世の中は裕福な人達がより稼げる社会となっているのだから、フェアを期待して努力するよりも寝ていた方がマシだ。
例文3.裁判がフェアでないのは有罪率99%からも明らかだが、要するに有罪にもっていける犯罪は事件化し、政治家が関わる面倒な案件は事件として扱わないのだから呆れて言葉を失い笑ってしまう。
例文4.コロナ報道がフェアでないのは犬や猫でも周知の事実だが、なぜか老若男女を問わず盲目に信じている人が圧倒的に多く不思議でならない。
例文5.地方で開催される〇〇フェアの多くは採算が取れない赤字だが、それでも税金を投入して開催する訳は、濡れ手で泡となり楽して儲ける団体が多数存在するからで、それを知らない人々は地方活性化に繋がると本気で思っているのだから物事をフェアに扱えず哀れである。
公平やイベントとして「フェア」を使った例文です。

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フェアの会話例

  • 今日、デパ地下で北海道フェアがやっていたんだよ。

  • って事は当然、お土産あるよね。

  • もちろんだよ。はい、「白い恋人」。これ美味いよね。

  • えー。どうして海鮮グルメを買ってこないの? 普通は海鮮だよ。はー、ガッカリだよ。

夫が購入したお土産に不満タラタラな妻という内容です。

フェアの類義語

「フェア」の類義語には、「平等」「中立」「同一」「透明性」「興行」「出し物」「握手会」などの言葉が挙げられます。

フェアの対義語

「フェア」の対義語には、「日課」「ルーチン」「不公平」「贔屓」「偏見」「アウト」「不正不公」「依怙贔屓」などの言葉が挙げられます。

フェアまとめ

「フェア」は道義的に正しいや公正・公平といった意味を持つ言葉です。また野球のフェアボールやイベント開催としても使われ、多様な意味を持っています。通常は勝負事などでズルをしないとして「フェアでやろう」「フェアな精神」や否定する形の「フェアじゃない」「アンフェア」といった使い方が一般的です。

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