「トマソン」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

トマソン(Thomasson)

「トマソン」とは「撤去されずに忘れられた外階段など無用な建造物に対する俗語となる芸術概念」です。東京など繁華街の裏通りなどを散策すると不思議な建造物って意外に多いですよね。他にも行政のお役所仕事で誕生した意味のないオブジェクトなども単に税金の無駄遣いですよね。そんな無駄や無意味ですが、どこか味わい深いとも少し感じられる人工的な建造物を「トマソン」と呼びます。

[adstext]
[ads]

トマソンの意味とは

「トマソン」の意味は以下の通りとなります。
 (1)不動産と一体化した理解不能な建築や土木構造物を指す芸術上の概念であり俗語。
 (2)かつて巨人に在籍し大きな期待を裏切り全く活躍できなかった四番打者・トマソン選手を揶揄するように、前衛美術家・赤瀬川原平氏が名付けた「出入口のない外階段」など無用の長物となった物を芸術的な観点から表現した俗語。
「トマソン」は上記のような意味で「理解不能な建築物」などを芸術的な観点から大層に言い表した言葉です。要するに建物にある変な扉や無意味な階段などを「トマソン」として、本来はきちんとした役割があったが時代の流れなどで取り残され放置されてしまった残骸などに対して、現代では無意味なので「トマソン」となります。例えばビルの外階段が撤去され建物内から扉を開けたら外に落ちてしまう構造や、逆に建物が撤去され外階段だけ残った状態といった初めて見ると頭を捻りたくなるような建造物を前衛美術家・赤瀬川原平氏が「トマソン」と名付けたのです。現代はこの不思議な建築物が東京など都心ならではの風景であり、また一部のマニア的な人々からは「エモい」と人気になっています。一方で実際のところは不動産の所有者が夜逃げしたりと権利関係がゴチャゴチャした行政も完全撤去できないなどのトラブルから、そのような歪な形で残されているのが実情なようですが、それが結果的には芸術的な側面があるとして「トマソン」なのです。現在はさらに拡大解釈されて、地方自治体が地域活性化などを狙って造った失敗作でしかない無意味なオブジェクト的な建造物なども「トマソン」として、それらをSNSなどに挙げる人々も多いようです。

トマソンの由来

「トマソン」の由来は1981年にプロ野球の読売ジャイアンツに四番バッターとして大活躍が期待されて入団したゲーリー・トマソン選手の名前からで、1年目も2年目も平凡どころか大幅に裏切るお粗末な結果だけを残して最終的には解雇された事から悪いイメージしかない野球ファンにはおなじみの伝説選手です。そのトマソン選手から前衛美術家・赤瀬川原平氏が1972年、東京新宿区四谷の旅館「祥平館」の裏にあった無用な階段に名付けたのが始まりとなります。

トマソンの文章・例文

例文1.東京も昔と比べると活気がなくなりつつあり、あと数年もしたら渋谷や六本木もトマソンで溢れるだろう。
例文2.ミサイルが飛び交い女子供は泣き叫び、権力とメンツだけ固執する男どもは敵国を占領する事しか頭になく、こうして外国でもまたトマソンが増えていく。
例文3.ショッピングモールなどもトマソン予備軍のようなものでしかないが、造っては壊しを繰り返し最後は我々同様に無になり消えていく。
例文4.芸術館でトマソン展が開催されれば、前衛的な芸術家気取りが奇抜なファッションでやってきて「アートが世界が変えてくれる」と口にするが、その割には頭の中は金と女と酒しかなくて時代錯誤でしかない。
例文5.サッカーファンからするとトマソンはデンマークの伝説的名選手で、ACミランでの活躍を忘れる者はいない。
「トマソン」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

トマソンの会話例

  • この写真見てよ!

  • 変な階段ねー。あれ、このビルに出入口がないじゃない。どうやって中に入るの?

  • こういうのをトマソンって言うんだよ。どう、エモいでしょう?

  • 別にエモくはないわよ。って言うか最近の人って何でもエモいって言うの好きよねー。

無意味な外階段の写真をエモいと知人に見せている会話内容です。

トマソンの類義語

「トマソン」の類義語には「純粋階段」「純粋階段」「無用門」「無用の長物」「長物」「うどの大木」「月夜の提灯」「無駄」「無意味」「無益」などの言葉が挙げられます。

トマソンの対義語

「トマソン」の対義語には「無用の用」「枯れ木も山の賑わい」「役立つ」「有用」「有益」などの言葉が挙げられます。

トマソンまとめ

取り残され放置された外階段など、なぜそれだけと首をかしげたくなる建造物が「トマソン」です。かつて巨人に在籍した有名なプロ野球選手の名前から付けられた「トマソン」は、現代では無駄で無意味ながらも見方によっては芸術的な魅力を誇っているとして愛好家なども多いようです。

最新の記事はこちらから