「コンビナート」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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コンビナート(Kombinat)

「コンビナート」とは「効率的な工業生産の為に関連する企業や工場を一定地域に集中させる『工業地帯』とその『経済活動』」です。小学生の頃に社会科見学で工場を訪れたはずですが、もし地元に有名な「コンビナート」があれば確実に一度は行っているはずです。では、その「コンビナート」が何かというと大規模工場が集まった地域や原油などを輸入して製品を作ったりしています。

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コンビナートの意味とは

「コンビナート」の意味は以下の通りとなります。
 (1)ロシア語「комбинат」(英語「kombinat」)の直訳「結合」から、経済活動における「企業集団」や「工業地帯」の事。
 (2)旧ソ連で鉄や石炭などの企業が結合され新たな企業集団となった事から、資本主義においても生産工程の一貫化で生産効率を高める目的から一定地域に企業や工場の集団を集中的に立地する事。
 (3)昭初期などに著しく発展した「太平洋ベルト地帯」の山口県徳山市・岡山県倉敷市・三重県四日市市など企業や工場が多く集中する地域を指す名称。
「コンビナート」は旧ソ連で誕生した言葉で、かつての旧社会主義国圏で浸透していた企業や工場を特定地域に集中させる経営形態です。具体的には鉄や石炭の関連企業を結合させて新しい大規模な企業集団として人々を特定地域に集めると、関連企業や学校や商店なども出来るので町づくりとしても合理的なのです。これが本来の「コンビナート」の形ですが、それが欧米にも経済活動として広まり様々な企業や工場をある地域に集中させるやり方を「コンビナート」と呼ぶようになりました。日本の場合は明治から昭初期にかけて経済的に急成長を遂げ、そこでは輸出入で便利な海沿いの東京や愛知や大阪などをそれぞれ京浜・中京・阪神工業地帯と呼び、より細分化でそれらの別称扱いで「京浜コンビナート」や「京浜臨海地区石油コンビナート」としたのです。ですから旧ソ連発の「コンビナート」は大規模な企業や工場の集団やその地域とするなら、日本の場合は海沿いの「太平洋ベルト地帯」や「三大ベルト地帯」にある企業や工場の中でも「石油コンビナート」や「化学コンビナート」などを指すのが一般的です。

コンビナートの由来

「コンビナート」の由来は前述したように旧ソ連の鉄や石炭などに関連する企業や工場をある地域に集中させた経済活動で、政治家・ヨシフ・スターリンによって提唱された1928年からの「五か年計画」で工業国への転換を図ったのが始まりとされます。

コンビナートの文章・例文

例文1.自分の人生は寂れたコンビナート地域で産声を上げ、高校卒業と同時に地元の石油コンビナートの下請けの下請けで働き出し、途中で何度か転職を重ねてもコンビナートが重しとなって離れる事もなく最後は重油まみれな海の藻屑となって命が消えていく。
例文2.石油コンビナートでゆらめく炎を見つめながら、今日も無意味な一日が過ぎたとため息を吐く。
例文3.コンビナートの煙は人々の生活を支える息吹なのか、それとも経済活動を破壊へと導く悪魔の吐息なのか、その答えは100年後に出るだろう。
例文4.毎日せっせとコンビナートに通い工場で油まみれになって働き、仕事が終わり家に帰ってテレビをつけ馬鹿そうなタレントが騒いでいる姿を観ると何ともいえない感情が心の中で大きくなり、もう気分は深く落ち込み何もする気が起きない。
例文5.地元有力者と政治家が金目当てでこの狭い国土にいくつもコンビナート地帯を設けた挙句、結局は経済成長どころか少子高齢化に拍車がかかり負の遺産となってしまったが何の責任も取らず、工場からは今日も当たり前のように大気汚染の煙をばら撒き続け、批判すれば権力者の子分と化した弁が立つだけで社会の何の役にも立たない活動家から暴論で攻撃されるのが日本だ。
「コンビナート」を使った例文となります。

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コンビナートの会話例

  • そんなに不満そうな顔をしないでよ。俺が悪かったよ。

  • だって、旅行に行けるから楽しみにしていたら…。コンビナート巡りって、何よそれ。大分コンビナートや北九州工業地帯を見て回っても全然楽しくない。

  • そうだよな…。ごめん、君にはまだコンビナートの煙突から出てくる煙を見る喜びを理解するのは早すぎたかも知れないな。

  • うるさい、工場オタク。

旅行と言いつつも「コンビナート巡り」をする羽目になり不満を露わにするという会話です。

コンビナートの類義語

「コンビナート」の類義語には「工業団地」「工場団地」「インダストリアルパーク」「コンビナート地帯」「太平洋ベルト地帯」「工業地域」などの言葉が挙げられます。

コンビナートの対義語

「コンビナート」の対義語には「分散型生産」「工業分散」「リスク分散」などの言葉が挙げられます。

コンビナートまとめ

旧ソ連で編み出され、その後は世界中に広まった効率的に工業生産を行う為に企業や工場をその地域に集中させるのが「コンビナート」です。日本の場合は「太平洋ベルト地帯」が有名で、そこには京浜臨海部コンビナートや大分コンビナートなどが地元と密着しながら製品を輸出したり原材料を輸入して人々の生活を支えています。

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