「エンドユーザー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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エンドユーザー(End user)

「エンドユーザー」とは「IT用語では製品開発現場の作業員、一般的なビジネス用語では製品の購入者であるお客様」です。ビジネス用語としても有名ですが、IT用語としても何かと使われる頻度が多いのが「エンドユーザー」で、英単語としても簡単なので何となく理解していて実は誤って覚えている人も多いのではないのでしょうか? もしかしたら勘違いをしているかも知れない「エンドユーザー」についての解説となります。

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エンドユーザーの意味とは

「エンドユーザー」の意味は以下の通りとなります。
(1)製品の売り手や作り手である企業側から見て、顧客や購入者や利用者の立場を指す言葉。
(2)流通経路の末端である消費者や利用者の事。
(3)IT用語として、アプリやデータやサービスを実際に用いる現場作業者の呼び名。
(4)「エンドユーザ」も同義。
”エンド”は英語表記「end」から「終わり」「最後」「結末」「端」「末端」、”ユーザー”は「利用者」「使用者」で、直訳すると「最後の利用者」「末端の使用者」となるのが「エンドユーザー」です。ビジネス用語としては、”ユーザー”に組織や顧客を追加して直訳通りの意味合いとして使われます。さらに発展させたIT用語となると、パソコンなどでデータやアプリなどを使って作業をする人の事を「エンドユーザー」と言います。要するに、ビジネス用語では購入者や消費者や購入先の企業となり、IT用語ではシステム作業者や従業員が「エンドユーザー」になります。どちらの立場でも一応は最終的な物事に関与をするので、日本語ではやや違感があっても英語では普通の表現となるようです。さらに深掘りをすると、自社内の「エンドユーザー」は作業者で、流通した製品やサービスの「エンドユーザー」は購入者や取引先企業となります。よって、ビジネス用語として会議などで新製品について意見を交わしているなら消費者を指し、IT企業のシステム開発なら現場スタッフや作業者となります。各々の業界で微妙に意味合いが異なるので注意が必要です。

エンドユーザーの由来

「エンドユーザー」は1980年代後半に誕生した概念です。コンピューター黎明期にデーターベースなどの管理として自社内の作業者に対して使われ始め、その後はビジネス用語として購入者や消費者としての意味合いも追加され現在に至ります。

エンドユーザーの文章・例文

例文1.末端プログラマー兼エンドユーザーの俺は、今日もブラック企業で朝方まで延々と残業を続ける事になる。
例文2.エンドユーザーが優秀な企業は必ず成長をしていく。
例文3.これだけマニアックな商品を発売していると、エンドユーザーが一人もいないのでは思ってしまう。
例文4.エンドユーザーシステムが完成している企業の代表と言えば世界のトヨタである。
例文5.我が社の工場で重大な不具合から不良品が発覚し、株主からエンドユーザーを巻き込んでの大騒動に発展した。
「エンドユーザー」を使った例文となります。

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エンドユーザーの会話例

  • えっ、あの日本を代表するIT企業に再就職が決まったの? それは快挙だよ。おめでとう。

  • ありがとう。でもそんなに凄くないの。正社員じゃなくて契約だし…、いつクビになるか分からない末端の使い捨てエンドユーザーよ。

  • そんなに悲観する事ないって。優秀なんだから、すぐに正社員に引き抜かれて、数年後にはチームリーダーになって今の状況を懐かしいって笑い飛ばしているって。

  • そう上手くいけばいいけど…。でもこれで取り敢えず、当面の借金返済の見通しが立ったから一安心ね。

大企業への就職が決まった女性を祝福する知人男性という内容です。

エンドユーザーの類義語

「エンドユーザー」の類義語には、「最終消費者」「トランシューマ」「最終顧客」「お客様」「買い手」「愛用者」などの言葉が挙げられます。

エンドユーザーの対義語

「エンドユーザー」の対義語には、「販売者」「製造者」「開発者」「販売企業」「売り手」「仲介業者」「デベロッパー」などの言葉が挙げられます。

エンドユーザーまとめ

「エンドユーザー」はIT用語では企業内でアプリやデータなどを実際に使う現場作業者で、ビジネス用語では製品を最後に手にする購入者や消費者といった意味になります。どちらも「エンドユーザー」を直訳した「最終使用者」となりますが、その現場や状況に応じてニュアンスが変わってきます。

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