「ぼったくり男爵」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ぼったくり男爵(ぼったくりだんしゃく)

「ぼったくり男爵」とは「金満ぶりが腹立たしく貴族のように欲深い国際オリンピック委員会のトップであるバッハ会長を揶揄した言葉」です。東京五輪は様々な名言を残し、その中で話題になったいくつかは「新語・流行語大賞」にノミネートされるほど世間に大きな影響を及ぼしましたが、全てポジティブな言葉ばかりとは限らず、中には皮肉めいた言葉の選出もありました。それが国際五輪委員会のバッハ会長を軽蔑する「ぼったくり男爵」で、悪役のような対応振りもあって忽ち日本では大きな反響を呼びました。それでは思わず笑ってしまい、また本人は気付いているのか気になる「ぼったくり男爵」の解説となります。

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ぼったくり男爵の意味とは

「ぼったくり男爵」の意味は以下の通りとなります。
 (1)国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長をまるで「金だけ毟り取る貴族(男爵)」といったニュアンス揶揄する言葉。
 (2)米ワシントン・ポスト紙のコラムタイトル「Baron Von Ripper off」を日本語訳にした言葉で、バッハ会長を金の亡者として貶している。
”ぼったくり”は「脅して金を取る」「力ずくで奪い取る」、”男爵”は「五等爵の第五位」「欧州で最下位の貴族」で、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長を見下した言葉が「ぼったくり男爵」です。一見すると”男爵”は貴族なので偉いと思いますが実は貴族の中でも最下位にあたるので、それぐらい小馬鹿にした皮肉ある言葉となっています。正確には「Baron Von Ripper off」というコラムタイトルから、”Baron”は「男爵」、”Von”は「貴族出身」、”Ripper off”は「騙し取る」で、これらを合わせて「ぼったくり男爵」と訳されます。ここまでバッハ会長が貶される背景には、世界中がコロナ禍となり開催国の日本は国民の半数程度が常に開催には懐疑的でしたが、そんな国民感情を無視して「安全で確実」「日本人のリスクはゼロ」など無責任な発言を繰り返し、また近年の五輪の超商業化やスポンサーを重視する拝金主義として「金ありきな姿勢」から嫌悪感を抱く人も多く、それで「ぼったくり男爵」と付けられるとあまりにも的を得ているので一気に拡散をして、仕舞いには不名誉にも関わらず2021年の「新語・流行語大賞」にもノミネートされてしまったのです。

ぼったくり男爵の由来

「ぼったくり男爵」の由来は、米ワシントン・ポスト紙が2021年5月5日付のコラムで、「IOCは地方行脚して食糧を食い尽す王族」と貶し「開催国を食い物にする悪癖がある」と糾弾した事を受けて、日本のメディアやマスコミが一斉に取り上げ始めた。

ぼったくり男爵の文章・例文

例文1.五輪開催否定派としては、ぼったくり男爵の顔をニュースで見るだけでイラッとする。
例文2.バッハがぼったくり男爵なら、政治家や公務員はぼったくり議員にぼったくり役人となる。
例文3.小中学校の生徒に低スペックで最悪なゴミのようなパソコンやタブレットを高額で売りつける政府や教育機関に業者も利権で守られたぼったくり男爵のようなものだ。
例文4.日本代表の某監督も毎回決まったベテランメンバーだけ固執した結果として最悪な試合展開をしても、我関せずで居直る姿は金の亡者であるぼったくり男爵にしか見えず、どこまでも若手選手やファンを馬鹿にしている。
例文5.コロナで経済が疲弊と言いながら、ワクチン接種を勧める製薬会社や病院は国債という名の下の支援金で潤い、政治家にはそんな製薬会社や病院からの献金がたんまり入り、バッハ以上のぼったくり男爵な腐れは果たして誰なのかワクチン打つ度にシャブ漬けで無知に拍車をかける国民は知る術もない。
金を奪い取る様々な人々を「ぼったくり男爵」とした例文です。

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ぼったくり男爵の会話例

  • 明日は絶対に返すから。今日はちょっと待ってくれよ。

  • いつもそんな事を言って、結局はなかなか返してくれないよね。まるで、ぼったくり男爵みたい。

  • だから…、分からない人だな。明日が給料日なんだよ。そしたら1万円を直ぐに返すから。なあ、分かるだろ。

  • 1万円って、今まで貸した総額は5万円にはなっているからね。それを1万だけ返済する気なんて、やっぱりぼったくり男爵よ。

知人男女の間での金銭トラブルの会話内容です。

ぼったくり男爵の類義語

「ぼったくり男爵」の類義語には、同じく東京五輪で流行った「エペジーン」「ゴン攻め」「ピクトグラム」「13歳、真夏の大冒険」「カエル愛」などの言葉が挙げられます。

ぼったくり男爵の対義語

「ぼったくり男爵」の対義語はありませんが、”ぼったくり”の対義語は「良心的」「リーズナブル」など、”男爵”の対義語は「平民」「市民」「庶民」「大衆」などの言葉が挙げられます。

ぼったくり男爵まとめ

「ぼったくり男爵」はコロナ禍で東京五輪が強行開催される事になりIOC・バッハ会長の拝金主義を揶揄しています。IOCのトップに居座るバッハ会長は世間の空気などは一切無視するまるで金だけが目的の現在の貴族で、そんな身勝手さから「ぼったくり男爵」というセンスが絶妙で、広く世間に浸透して「新語・流行語大賞」にも選出されました。

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