「どんぐりの背比べ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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どんぐりの背比べ(どんぐりのせいくらべ)

「どんぐりの背比べ」は子供でも知っている諺ですよね。なぜこんなにも有名なのかは、確か、絵本などでも扱われていますし、幼稚園などでも教えるところがあるのかも知れませんね。さて、それだけ子供から大人まで誰もが知っている「どんぐりの背比べ」ですが、由来などを詳しく説明できますか? 日本と中国のどちらに縁ある諺なのか、問われると案外言葉が詰まりますよね。それでは解説を始めさせて頂きます。

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どんぐりの背比べの意味とは

「どんぐりの背比べ」の意味は以下の通りとなります。
(1)どれも似た者ばかりで平凡の集まり。抜きん出た存在がいない。
(2)同じものばかりで優れたものが発見できない。ぱっとしない者の集まりや競い合い。
(3)平均や劣っているものばかりの集まりに対しての喩え。
(4)漢字表記「団栗の背比べ」。
大凡の意味は上記の通りですが、注意点を挙げるなら、平均やそれ以下ばかりが集まる際の喩えとなる点です。優れたものが数多く集まった場合、これもどれも同じものばかりとなりますが、「どんぐりの背比べ」とはなりません。飽く迄も平凡やそれ以下ばかりで、優れたものがない時の喩えとなります。

どんぐりの背比べの由来

”どんぐり”はどれも大きさに違いがなく、そこから背比べをしても無意味という事から「どんぐりの背比べ」が誕生しました。諺の大半は中国発祥ですが、「どんぐりの背比べ」は中国には存在しないので、日本が起源となると推測できます。しかし、元となるのは「似たり寄ったり」を意味する中国の諺のようで、それが日本では「どんぐりの背比べ」や「五十歩百歩」に変化したようです。

どんぐりの背比べの文章・例文

例文1.職場で営業成績の悪い二人は、給料日になると飲んだくれてどんぐりの背比べ的な言い合いを繰り広げる。
例文2.元不良が集まると必ず、昔の武勇伝や成績悪さを競い合うどんぐりの背比べが始まる。
例文3.どんぐりの背比べではないが、私の家系は遺伝なのか、大人から子供まで皆メガネを掛けるほど視力が悪く、時にはどちらが悪いか競い合う。
例文4.スーパーの特売ちらしを各店比較しようと、夢中でチェックするが、目玉商品の価格はどこもどんぐりの背比べでしかない。
例文5.日本の携帯キャリア3社の最安価格ほど、どんぐりの背比べが当て嵌まるものはない。一体何が違うのか、まったく分からないし談合以外の何ものでもない。

「どんぐりの背比べ」は抜きん出た存在がいないので、そのような例文となります。

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どんぐりの背比べの会話例

  • 子供の頃って、成績良かったですか?

  • 私はクラスで真ん中の上ぐらいかな! 塾などに通って努力した割には成績が上がらずに、当時は悩んでいたなー。そっちは?

  • 俺はずーっと、中の下だね。勉強してもしなくても成績は変わりなし。だから、地元の成績低い高校に通って、そこでも中の下。仲が良い友達も皆、同じような成績だから、まさにどんぐりの背比べだね。

  • でも、本人がそれで満足しているなら、それでいいんじゃないかな。どんぐりの背比べって、当事者は仲間ばかりで居心地が良いよね!

学生時代の成績を「どんぐりの背比べ」に喩えて、会話をしている男女です。

どんぐりの背比べの類義語

「どんぐりの背比べ」の類義語には、「五十歩百歩」「一寸法師の背比べ」などの言葉が挙げられます。

どんぐりの背比べまとめ

「どんぐりの背比べ」は、実物のどんぐりがどれも似たような形で大きさな事から、どれも似たり寄ったりで飛びぬけて優れたものがない際に使われる諺です。他人や第三者から「どんぐりの背比べ」と指摘されると、誹謗めいたものになりますが、本人が自嘲気味に使う事も多々あります。

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